ひと口に目の病気といっても自覚症状は様々です。
毎日の生活にこんな不便や不都合はありませんか?
<7項目を今すぐチェック!>
①近くが見えにくくなった
②視野が暗い、狭い、欠ける
③見る対象がぼやける、かすむ
④ものや文字がゆがんで見える
⑤日差しや明るい室内ではまぶしい
⑥蛍光灯のまわりがぼやける
⑦道路標識が読めない
7つのうち、あてはまるものはありましたか?
思い当たるのが①だけなら、おそらく老眼。②に加えて⑥があれば緑内障の可能性が。
③に加えて⑤があれば白内障のおそれが、③、④、⑦があれば加齢黄斑変性の心配があります。
眼科の先生に相談してみましょう。
老眼(老視)
レンズの役目をしている水晶体の弾力性(ピント調節力)が低下して、近くのものが見えにくくなります。
これは誰にでも起こりうる目の老化で、病気ではありません。
近くのものにピントが合わず文字が読みにくくなる
緑内障
眼圧が高くなることによって視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
進行はゆっくりで、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。
片目で見ると、視野の周辺や一部が欠けて見える
白内障
水晶体が白く濁ることで起こります。
水晶体が白く濁ると光がうまく目の奥(眼底)に届かず、そのために視力が低下します。
視野全体がかすんだり、ぼやけて見えたりします。
視野全体がかすんだりぼやけて見える
加齢黄斑変性
ものを見る時に重要な働きをする黄斑という部位が、加齢とともに障害を受けることが原因で、見たい部分が歪んだり、暗くなったり、ぼやけたりして見えます。
見ようとするものがゆがんだり暗く見える
加齢黄斑変性では、毎日の生活にこんな不便や不都合が。
<最近こんな経験ありませんか?>
①お金(紙幣)が識別できない、値札が見えない。
②階段やエスカレーターで転んだ。
③まな板の上で食材を上手に切れない。
④知人の顔に気づかず、あいさつしなかった。
⑤道路標識が読めない
⑥新聞や本が読めなくなった
加齢黄斑変性による目の障害は、放置すると進行するだけではなく、はじめは片方の目だけだったものが両目に症状が出て、ついには失明に至る可能性もあります。