近年では国内・海外を問わず、eスポーツの大会がローカル・全国規模で開催されるようになりました。
アマチュアでも一生懸命に練習をして大会で活躍をすれば、トッププロチームから声がかかることも決して珍しくはありません。
なんとも夢のある話ですね!しかし本格的にeスポーツを始めるとなれば、当然、練習に明け暮れることになります。そのため、「急激に視力が悪くなってしまった」「目が疲れやすくなり、集中力が落ちた」ということも十分にあり得ることです。
ゲーマーは目が命。たとえアマチュアであろうと、目のケアに力を入れることは、プロとしての大事なたしなみです。そこで本記事では、eスポーツゲーマー必見の「目を休める方法」についてご紹介します。
【この記事を読んで欲しい人】
・仲間とeスポーツチームを結成して練習に励んでいる
・練習を頑張りすぎて目が疲れやすくなった
・目がしょぼしょぼして集中力が途切れやすくなった
・eスポーツの大会に本格的に取り組んでいきたい
・目のケア方法に興味がある
もくじ
●まずは基本から!ゲーム中は1時間ごとに目を休めよう
●疲れた目を温める・冷やす方法の効果とは
●簡単!疲れた目をほぐすストレッチ運動
●目を鍛えるならビジョントレーニングがおすすめ
●まとめ:ゲーマーの必修科目!目を養うビジョントレーニングなら千里堂本店におまかせください
まずは基本から!ゲーム中は1時間ごとに目を休めよう
基本中の基本ですが、まずはなによりも、ゲームの練習時間に、必ず目を休める時間を組み込むことが大切です。
プロゲーマーを目指す人のなかには、「自分は目が疲れにくいから」「他の人よりも視力に自信がある」という方もしばしばいらっしゃいます。カジュアルにゲームをする場合ならまだしも、大会優勝を目指して練習をするなら、どんな人でも目のケアには気を使いたいものです。
eスポーツの交流戦(練習し合い)は、やはり通常のマルチプレイとは空気感が違います。緊張で身体が硬直しますし、集中力も通常時とは段違いで、目を酷使することになるでしょう。
画面に集中している間は、まばたきの回数が減り、目が乾きやすくもなります。「ドライアイ」に悩まされているプロゲーマーも決して少なくありません。
だからこそ、最低でも40分~1時間の間隔で必ず目を休めるように心がけてください。交流戦を行う場合は、1試合ごとに5分ほど休憩を挟むのもおすすめですよ。
非常に地道なことですが、この積み重ねが、目の健康寿命を引き延ばし、ひいては選手寿命を延ばすことにもつながるのです。
疲れた目を温める・冷やす方法の効果とは
練習または交流戦のあとは、目の疲れ方にあわせて温めたり冷やしたりして休ませてあげましょう。
①目が乾いている・しょぼしょぼする
ゲームに集中していると、画面から少しでも多くの情報を得ようとするため、自然とまばたきの回数が減ってしまいます。
すると涙が渇いてしまい、“しょぼしょぼする目”いわゆるドライ・アイという状態に陥ってしまうことに……。
これを放置していると、慢性的なドライ・アイになってしまいますので、休憩中は温かいタオルなどで目の血行を促進させるように心がけましょう。水に濡らしたタオルをレンジでチンしたり、市販されているホットアイマスクを使ったりするのがおすすめです。
②目が充血している
プロゲーマーは、メンバーが集まりやすい夜に練習や交流戦を行うことが多いといわれています。とくにアマチュアは、学校や会社終わりしか時間を取れないという理由から、寝不足になりやすいといえるでしょう。
そうした生活を続けていると、目が赤く充血する、目が腫れぼったくなるなどの症状となって異常が現れてきます。
そうした場合は、目を冷やすのがベストです。濡れタオルなどでじっくり冷やしてあげましょう。可能であれば、その日はゲームをオフにして休むことをおすすめします。
ちなみに、目の充血のケースで温めるのは逆効果ですので、くれぐれもご注意くださいね。
簡単!疲れた目をほぐすストレッチ運動
目を温めたり冷やしたりするだけでなく、目をぐるぐると動かして筋肉の緊張をほぐすケアも大切です。ゲーム集中時は目を酷使することになりますので、長時間のプレイは目の筋肉が凝り固まってしまいます。目の筋肉が疲労で衰えると視力の低下につながるため、都度ストレッチを行うようにしましょう。
目のストレッチ運動のやり方は簡単です。基本的には、眼球を上・下・左・右に動かしたり、時計回りと反時計回りでぐるぐると眼球を動かしたりするだけでOK。目を温めたり冷やしたりしながら行うのもよいでしょう。
目を鍛えるならビジョントレーニングがおすすめ
目の酷使や加齢に伴って、自然に動体視力が低下していくのはプロゲーマーの宿命といわれています。とくに目の使い方は重要だといわれる格闘ゲームやFPS(ファーストパーソンシューティング)では、「20代の前半までがゲーマーとしての全盛期」といわれているほどです。
しかし海外のeスポーツプロチームは、選手のポテンシャルを引き上げたり、選手寿命を延ばしたりすることを目的に、「ビジョントレーニング」という目の運動を積極的に採用しています。世界でも有数のトップチームなら、必ず採用しているといっても過言ではありません。
そんなビジョントレーニングは、eスポーツの総本山であるアメリカで生まれた権威あるメソッド。これまで数多のトップアスリート選手にも支持されており、現在ではFPSのeスポーツゲーマーたちが取り入れていることで知られています。
ビジョントレーニングで鍛えられる5つの能力 | |
動体視力 | 前後や左右に動いている対象を見る・追う能力。 |
眼球運動 | 目を動す能力。動体視力と密接に関わっています。 |
瞬間視 | 目に入ってくる対象を瞬時に正確な情報として処理する能力。 |
周辺視 | 対象物だけでなく、周辺の状況も同時に把握する能力。 |
目と手の協応 | 視覚情報にもとづいて適切に手を動かす能力。 |
「これからeスポーツゲーマーとしてキャリアを形成していきたい」「自分はあまり目がよくないから、練習を続けていくうちにプレーに支障が出てこないか心配」という方にかなりおすすめのトレーニング方法ですので、ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。
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