ビジョントレーニングは「見る力」をアップさせる訓練です。
スポーツシーンでのパフォーマンスを向上させる効果があり、近年日本国内のプロスポーツ選手にも注目されているトレーニングです。
ボクシングにおいて、ビジョントレーニングはどのような効果を発揮するのでしょうか。
ビジョントレーニングとは?
ビジョントレーニングとは、動体視力や立体視能力、焦点を合わせる機能、両目の協調機能など、目を動かすための筋肉や視覚能力を向上させる、アメリカ発祥のトレーニングです。
アメリカでは長い歴史があり、視覚に障害がある人のリハビリテーションや子供の学習障害改善、スポーツ選手のトレーニングの一貫として幅広く取り入れられてきました。
それまで日本では一般的にあまり浸透していませんでしたが、ボクシング・ミドル級金メダリスト・WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太選手がビジョントレーニングを導入し、一躍注目を集めました。
村田選手がビジョントレーニングを始めたきっかけは、同じくボクシング選手である元WBA世界スーパーフライ級チャンピオン飯田覚士選手の勧めを受けたからとのこと。
現在は自身のYouTubeチャンネルなどで、実際に行っているビジョントレーニングの方法やその効果を解説し、ボクシングをしていない人にもビジョントレーニングを行って欲しいと勧めています。
ビジョントレーニングを習慣化することにより、目のトレーニング+メディテーション(瞑想)効果が期待できるとのことです。
ボクシングにおけるビジョントレーニングの効果とは?
村田選手は米国オプトメトリスト、日本におけるビジョントレーニングの第一人者である、北出勝也先生の指導を受けました。
オプトメトリストとは、目の見え方をサポートするビジョンケアのスペシャリストです。
日本ではまだ公的な資格ではありませんが、アメリカなど世界数十カ国の先進国では、医師に匹敵する国家資格として広く認識されています。
北出先生の指導のもとでビジョントレーニングを行なった村田選手は、その効果を体現しボクシングのトレーニングとして現在も続けているそうです。
ボクシングに必要な「見る力」を鍛える
ボクシングは、優れたフィジカルや運動能力が必要なスポーツです。また、筋力や技術力、強い精神力に合わせてさまざまな見る力が必要となります。
・動体視力(動くモノを見る力)
・瞬間視(素早く目標を見る力)
・周辺視(周辺を広く見る力)
・眼球運動(眼球を動かし目標を見る力)
・眼と手の協応(見たものに素早く反応する力)
ボクシングを含め、さまざまなスポーツでは「目で見て、判断し、動く」という一連の動作がとても重要となり、ビジョントレーニングは、一連の動作のスタート「目で見る」部分を鍛えていきます。
動体視力や瞬間視などスポーツに必要な見る力をスポーツビジョンと呼びます。
スポーツビジョントレーニングは、見る力に合わせて集中力や判断力の向上を期待でき、ボクシングのパフォーマンス能力をアップさせます。
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スポーツに不可欠な 「見る力」は、ビジョントレーニングによって鍛えることができます!
ビジョントレーニングは動画や本から手軽に始めることもできますが、本格的にパフォーマンスを向上させたい場合は、ビジョントレーナーによる正しい指導を受けることをおすすめします。
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