メガネの選び方

千里堂ブログ

注意!近くを見るときのメガネが疲れやすくなる理由。その「よく見える」が目の負担を招いています

注意!近くを見るときのメガネが疲れやすくなる理由。その「よく見える」が目の負担を招いています

「手元が最近見えにくいから、近距離用のメガネを買おうかな」と思っている方は、目の健康を守るために、ぜひ心にとめておいてほしいことがあります。

それは、一般的なメガネは「よく見えること」が前提に設計されているため、そのメガネを使って近くを見続けると、目の負担が増えて、さまざまな弊害が出てしまうということです。

千里堂は「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」をオーダーメイドで作製する、ちょっと変わったメガネ店です。そんな千里堂が、なぜ近くを見るときのメガネで目が疲れてしまうのか、その理由を解説します。

「よく見える」より「ラクに見える」へ。

見えすぎるメガネが身体によくないってご存じでしたか?
千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
60分のマンツーマンカウンセリングで、あなた専用のレンズをフルカスタマイズします。

一般的に近くを見る場合に適したメガネとは何なのか

近距離を見る際の目の負担を軽減するために、一般のメガネ店で推奨・販売されているメガネは、主に以下の通りです。これらは、老視(老眼)による調節力の低下を機能的に補うことを目的としています。

メガネの種類主な目的と機能対象ユーザーの目安
近用専用メガネ(老眼鏡)読書や手芸など、特定の近方距離のみにピントを合わせるレンズ。40代以降で、手元作業が多い方。遠方視には不向き。
多焦点レンズ(遠近両用・中近両用)1枚のレンズに遠方、中間、近方の度数を配置し、ピント合わせを補助する。中近両用は、中間から近方を広く設計し、デスクワークに適する。40代以降で、遠近両方を一本で賄いたい方。
調節補助レンズ(アシストレンズ)レンズの下部に弱い加入度を設定し、手元を見る際の目の筋肉の働きをサポートする。20代後半~40代前半で、スマホ・PC疲れを感じる方(スマホ老眼)。

これらのメガネは、目の調節機能の低下を補い、近方視を可能にする「機能的な解決策」を提供します。しかし、千里堂は、これらのレンズを使用してもなお疲れが取れないのは、メガネを作る際の「度数の設定基準」に根本的な問題があると考えます。

注意!「よく見えるメガネ」で近くを見ると目が疲れる理由

一般的なメガネ作りでは、お客様のライフスタイルや職業に関わらず、遠くの視力が1.0〜1.2出るように強い度数(過矯正)を設定することが推奨されがちです。

  • 目の機能の仕組み: 人間の目は、遠くを見るときはリラックスし、近くを見るときに目の筋肉(毛様体筋)を使ってピントを合わせる「調節力」を発揮します。
  • 「よく見えるメガネ」の弊害: 遠くがよく見えるように調整された強いレンズを装用した状態で、目の前の30cm〜40cmという近方を見続けると、目の筋肉は、その強い度数を打ち消す以上の過剰な調節力を発揮し続けなければなりません。
  • 結果: この不必要な負荷によって、目の筋肉は常に緊張し続け、疲労が蓄積します。これが、あなたがメガネをかけても夕方になると目が疲れる、あるいはメガネを外した方が楽だと感じる真の理由です。

よく見えるメガネで近くを見続けることの弊害

「よく見える」という基準だけで作られたメガネで長時間近方を見続けることは、単なる眼精疲労に留まらず、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

1. 視覚機能と集中力の低下

  • ピントフリーズ: 目の筋肉が常に緊張している状態が続くと、筋肉が硬直化し、遠くを見ようとしてもピントが合いにくくなる調節緊張や仮性近視(視力低下)を招く可能性があります。
  • 集中力と作業効率の低下: 目の疲れは脳の疲労と直結します。近方視の負担が大きいメガネを使い続けると、作業中に無意識にピントを合わせることにエネルギーを消費するため、本来の集中力や思考力が低下し、結果的に作業効率が落ちます。

2. 自律神経の乱れによる身体の不調

  • 眼精疲労の慢性化: 目の奥の痛みや目の重さが日常化します。
  • 頭痛・肩こりの誘発: 目のピント合わせに関わる自律神経は、首や肩の筋肉とも密接に関連しています。目の過剰な緊張が続くと、首から肩にかけての筋肉の血流が悪化し、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こします。
  • 体調不良: 目の疲れは全身の疲労につながり、倦怠感や吐き気などの体調不良の原因となることもあります。

千里堂は「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」をオーダーメイドでご提案しています

メガネの広告や解説では「適切な度数であればメガネをかけても目は悪くなりません」といった言葉をよく見かけます。

それでは一体、「適切な度数」とは何なのでしょうか。

「適切な度数」とは「見る距離に応じた度数」のことです。

ここからは、メガネ店によって考え方が分かれるところです。というのも、問診のやり方・視力測定の技術・レンズ作製の技術は、店舗によって違いがあるからです。

千里堂は「見る距離に応じた度数」をつくるために問診に1時間以上かけています

「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」

千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。

しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。

ヒアリングには90~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。

千里堂は「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」をオーダーメイドでご提案しています

【千里堂の安心の手厚いアフターサポート】

  • フレームは無料で修理可能
  • 見え方に納得いかない場合はレンズを無料交換
  • 購入後1年以内は定価30%でレンズのお取替え可能
  • 18歳以下の方に限り、1年以内であればレンズ・度数・フレームはすべて無料交換

千里堂が他店と圧倒的に違う特徴は何かといえば、「メガネを売ることを目的にしていない」という点です。むしろ千里堂は、メガネを売るどころか、「メガネがいらなくなる生活」を使命に掲げています。

千里堂は「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」をオーダーメイドでご提案しています
「よく見える」より「ラクに見える」へ。

見えすぎるメガネが身体によくないってご存じでしたか?
千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
60分のマンツーマンカウンセリングで、あなた専用のレンズをフルカスタマイズします。

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