メガネの選び方

千里堂ブログ

【専門解説】メガネを作るのに資格は「必須ではない」。だからこそ「眼鏡作製技能士」がいるお店を選ぶべき理由とは?

【専門解説】メガネを作るのに資格は「必須ではない」。だからこそ「眼鏡作製技能士」がいるお店を選ぶべき理由とは?

日本において、メガネを作るために必須の国家資格はありません。

しかし、この「資格が必須ではない」という現状こそが、あなたの目の健康を脅かす最大の要因になっているのです。

千里堂メガネは、単なる視力矯正ではなく「カラダに良いメガネ」を提供するため、国家資格を持つ専門家の必要性を強く主張します。

「よく見える」より「ラクに見える」へ。

見えすぎるメガネが身体によくないってご存じでしたか?
千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
60分のマンツーマンカウンセリングで、あなた専用のレンズをフルカスタマイズします。

日本のメガネ店の現状

日本の法律上、医師の処方箋がない限り、メガネの度数設定や作製に公的な資格は必須ではありません。これは、誰でもメガネ店を開業し、視力測定を行うことができるということを意味します。

2022年4月に「眼鏡作製技能士」という初の国家資格が施行されましたが、これはあくまで任意資格であり、全メガネ店スタッフへの取得が義務付けられているわけではありません。

特にファストファッションメガネ(低価格路線)の店舗では、効率と回転率を重視するため、資格を持たないスタッフが短時間で測定を行うことが多く見られます。

  • 測定時間の短縮: 一般的なメガネ店では30分〜1時間程度の測定時間ですが、低価格路線では15分〜30分程度で完了させることもあります。
  • 測定精度の限界: 短時間の測定では、遠方視力(S/C)の確認はできても、両眼視機能調節力(目の筋肉の強さ)といった、疲労に直結する詳細な視機能検査を行うことは困難です。

一般のお客様は、メガネが医療機器としての側面を持つことをあまり意識せず、「視力が合えば良い」と考えがちです。

そのため、「眼鏡作製技能士」のような専門資格の存在を知らず、購入したメガネの度数設定を、アルバイトレベルの知識しかないスタッフが担当している可能性すら理解していないのが現状です。

この「専門家の不在」と「短時間での効率化」が、現代人が抱える眼精疲労の根本原因につながっています。

「眼鏡作製技能士」とは

「眼鏡作製技能士」とは、2022年4月に制定された厚生労働省管轄の国家検定資格です。メガネ作製に関して、高度な知識と技能を有することを公的に証明するものです。

この資格は、単なる視力測定技術にとどまらず、メガネ作製に関わる広範囲の専門知識と技術水準を保証します。

  1. 視覚生理学・光学の専門知識:
    目の仕組みや見え方、レンズの光学作用など、科学的根拠に基づいた高度な知識を習得しています。特に、両眼視機能や調節機能といった、目の疲れに直結する専門分野の理解が深いです。
  2. 正確な測定技術と調整力:
    遠方視力だけでなく、お客様のライフスタイルや使用環境(ワーキングディスタンス)に合わせた最適な度数設定を行うための、詳細な検査技術を持っています。
  3. フィッティング・加工技術:
    適切な度数でも、フレームがずれていればメガネの性能は発揮できません。高度なフレーム調整(フィッティング)やレンズ加工技術を駆使し、快適な装用環境を実現します。

眼鏡作製技能士は、視覚のプロフェッショナルとして、お客様一人ひとりの目の健康を守る責任を負います。

「眼鏡作製技能士」の在籍しない店でメガネをつくるデメリット

専門資格を持たないスタッフが、短時間でメガネを作製することには、あなたの目の健康にとって大きなリスクが伴います。

1. 目の負担を招く「オーバースペック」の危険性

一般的なメガネ店では、遠くがよく見えるように設定しがちです。この強い度数(オーバースペック)は、近くを見るときに目の筋肉に負担をかけます。

リモートワークやスマートフォンで近方視が増えた現代人にとって、この過剰な緊張は眼精疲労の最大の原因となりうります。

2. ライフスタイルと合わない「不適合メガネ」

詳細なライフスタイル問診目の筋肉(調節力)の評価が不十分だと、お客様の「何を、どんな距離で見るのか」というワーキングディスタンスが考慮されないため、特にPCや読書など、近方作業に不適合なメガネが出来上がります。

結果として、「メガネをかけても疲れる」「結局メガネを外してしまう」といったメガネ作製失敗につながります。

「眼鏡作製技能士」在籍店でのメガネづくりのメリット

千里堂メガネが「眼鏡作製技能士」の在籍を重視し、お客様にその技術を推奨する理由は、単に資格があるからではなく、後悔しないメガネづくりにおいて大切だからです。

①掛け心地や見え心地の改善

視力測定の精度、レンズ加工の精度、フィッティングの精度。同じフレームでも、通常の販売員と眼鏡作製技能士とでは、かけ心地・見え心地に大きな差がでます。

掛け心地は、メガネ使用の快適性と関わるものです。仕立てが不完全だと、「メガネが重く感じる」「顔にフレームが触れている感触が落ち着かない」といった不快感を与えてしまいます。

また見え心地は、目の疲れ・視力・集中力と関わります。目の位置とレンズの位置がズレていると、正しくものを見ることができないため、目に余計な負担をかけてしまうことになります。

②似合うメガネの提案

多くの方が、「いつもかけている形状だから」「自分はこれしか似合わないから」という理由で、なかば惰性で同じタイプのフレームを選んでしまいがちです。

しかしよく探してみると、いまかけているメガネよりもずっと素敵なフレームが見つかったり、これまで似合わないと思い込んでいたフレームが最適だったりすることが、しばしばあります。

「似合うメガネとは何か」を徹底して研究している眼鏡作製技能士なら、新しい自分と出会うチャンスがあるかもしれません。イメージチェンジしたいときなどは、お気軽にご用命ください。

③様々なニーズに柔軟に対応できる提案力

メガネは目をサポートする道具であり、普段から身に着けるアイテムでもあります。暮らしのスタイル、服の着こなし、メガネを使うシチュエーションなど、様々な生活の場面をトータルで考えたうえで、あなたに最適なメガネをご提案します。

千里堂は「近くを見るときの負担をやわらげるメガネ」をオーダーメイドでご提案しています

メガネの広告や解説では「適切な度数であればメガネをかけても目は悪くなりません」といった言葉をよく見かけます。

それでは一体、「適切な度数」とは何なのでしょうか。

「適切な度数」とは「見る距離に応じた度数」のことです。

ここからは、メガネ店によって考え方が分かれるところです。というのも、問診のやり方・視力測定の技術・レンズ作製の技術は、店舗によって違いがあるからです。

千里堂は「見る距離に応じた度数」をつくるために問診に1時間以上かけています

「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」

千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。

しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。

ヒアリングには90~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。

【千里堂の安心の手厚いアフターサポート】

  • フレームは無料で修理可能
  • 見え方に納得いかない場合はレンズを無料交換
  • 購入後1年以内は定価30%でレンズのお取替え可能
  • 18歳以下の方に限り、1年以内であればレンズ・度数・フレームはすべて無料交換

千里堂が他店と圧倒的に違う特徴は何かといえば、「メガネを売ることを目的にしていない」という点です。むしろ千里堂は、メガネを売るどころか、「メガネがいらなくなる生活」を使命に掲げています。

「よく見える」より「ラクに見える」へ。

見えすぎるメガネが身体によくないってご存じでしたか?
千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
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