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偏光レンズとは?サングラスとの違いやメリット・デメリットも解説

偏光レンズの特徴とは?サングラスとの違いや使う際のメリット・デメリットも解説

余分な光をカットしてくれるという特殊な構造でできた偏光レンズ。スポーツやアウトドアなどで活躍するレンズとして、人気を集めています。

そんな偏光レンズですが、一体どんな特徴や仕組みがあるレンズなのでしょうか。今回は、偏光レンズの仕組みと調光レンズとの違い、さらには偏光レンズを使う際のメリットとデメリットなどを解説します。

偏光レンズとは?

偏光レンズは、サングラスのレンズの一種です。光を抑えるだけの通常のサングラスとは違い、眩しさや照り返しを抑えてぎらつきを予防します。

そのため、コントラストが高く、はっきりとした視界を実現できるのが特徴です。つまり、強い太陽光を浴びる場所にいたとしても、コントラストが明確になるため、見るものの形をはっきりと捉えることができます。

偏光レンズの仕組み

偏光レンズの仕組み

偏光レンズの多くは、2枚のレンズの間に「偏光フィルム(偏光膜)」と呼ばれるフィルムを挟んでいます。偏光フィルムは、自分が見たい対象のものから入ってくる光を通す働きをしているのが特徴です。

例えば、日々生活をしている中で、道路やビルの窓ガラスなどに反射した反射光が乱反射して斜めの方向から目に入ってくることがあるでしょう。このとき目に入ってきた余計な光は、偏光フィルムによって遮られるので、レンズをすり抜けることができません。

入射する光の性質を利用する偏光レンズは反射光をカットし、必要な可視光線だけを透過させる仕組みなので、クリアな視界を確保できるようになっています。

偏光レンズの見分け方

偏光レンズの見分け方として、スマホやパソコンなどの画面を使って簡単に見分けるという方法があります。以下の手順を踏んで、偏光レンズかどうかをチェックしてみましょう。

  1. スマホやパソコンの画面に向けて、偏光レンズを持ちます。
  2. 手に持った偏光レンズを回転させながら、レンズ越しにスマホやパソコンの画面を見ます。
  3. 回転させた際に視界が暗くなれば、そのレンズは偏光レンズです。

ご紹介したように、偏光レンズかどうかはスマホやパソコンを使って簡単に確認することができるので、購入時などに試してみるといいでしょう。

偏光レンズとサングラスとの違い

サングラスは、日差しや照明から目を守るためにかけるメガネのことです。レンズの濃度によって可視光線透過率が左右されるため、レンズの色が濃いほど視界が見えにくくなってしまうという難点があります。

一方、偏光レンズは前述した通り、レンズの濃度を上げることなく余分な光のみをカットするという特殊な構造です。そのため、必要な可視光線はそのまま透過する仕組みとなっています。

偏光レンズと調光レンズとの違い

偏光レンズは反射光を防いでクリアな視界を確保するレンズという特徴がある一方で、調光レンズは紫外線の量によってレンズの濃度が変化するという特徴があります。

つまり、調光レンズは紫外線が多い屋外ではレンズの色が濃くなり、紫外線が少ない屋内では一般的なメガネのレンズのようにクリアな色になるということです。

偏光レンズを使う際のメリットとデメリット

偏光レンズの特徴や仕組みがわかったところで、偏光レンズを使う際のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット:視界がクリアになる

地面や水面からの光の乱反射をカットし、視界をクリアにしてくれるため、車の運転はもちろんのこと、釣りやキャンプなどのアウトドアをより快適に楽しめるようになります。さらに、目への負担も軽減できるのが特徴です。

デメリット:画面が見えにくくなることがある

スマホやカーナビなどの液晶画面にも偏光フィルムが使われていることが多いため、画面が見えにくくなることも。画面を見るときの角度によっては表示されている文字や画像が見えなくなったり、歪んで見えたりすることがあります。

偏光レンズ使用時は水と熱に注意を!

偏光レンズのメガネを使用する際は、いくつか注意してほしいことがあります。まずは長時間、水で濡れたままにしておかないようにすることです。水が付着すること自体はそれほど問題ありませんが、長時間水に濡れたままにしておくと、偏光フィルムに水分が浸透し、変形したり、視界が悪くなってしまったりする恐れがあります。

また、熱の場合は炎天下の車内などに置いたままにすることは避けてください。これは、レンズ部分と偏光フィルムの熱膨張率が異なることが理由です。レンズに熱が加わることで変形し、偏光フィルムが裂けてしまう可能性があります。

偏光レンズの使用がおすすめ活用シーンは?

偏光レンズの使用がおすすめ活用シーンは?

偏光レンズのメガネの使用がおすすめなのは、一体何をしているときなのでしょうか。ここでは、偏光レンズのメガネを使用するのにおすすめの活用シーンをご紹介します。

釣りやキャンプなどのアウトドア

偏光レンズは、光が強い真夏に行うことの多いアウトドアシーンにも大活躍するレンズです。特に釣りをするときに、偏光レンズが水面に反射する太陽光をカットしてくれるので、水中にいる魚がよく見えるという効果があります。

他にも、屋外で長時間活動をすることになるキャンプでも、きつい日差しや紫外線から目を守ってくれる役割を果たしてくれるでしょう。

ゴルフやスキー、スノーボードなどのスポーツ

偏光レンズは、ゴルフをするときにも芝生の反射光をカットしてくれる効果があるため、コントラストがはっきりとし、芝生や地形、ボールを認識しやすくなるという特徴があります。

また、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをする際にも活躍するのが特徴。太陽光や雪に反射する光もカットするので、眩しさを抑える役割を果たし、雪面の様子や前方をはっきりと見せてくれます。

昼間のドライブ

昼間に車を運転する際に偏光レンズをかけることで、紫外線から目を守ってくれる他、視界を良好にしてくれます。道路や対向車に反射した光が軽減されることから、視界不良による事故を防止する効果も期待できるでしょう。

ただし、偏光レンズは夜間運転には向いていないものもあるので、使用する場合は可視光線透過率や偏光度をしっかりと確認した上で装着することが大切です。

さいごに:偏光レンズはアウトドアやスポーツで大活躍するおすすめのレンズです

さいごに:偏光レンズはアウトドアやスポーツで大活躍するおすすめのレンズです

偏光レンズは、光の乱反射をカットし、視界をクリアにするレンズです。偏光レンズのメガネをかけることで、反射光によるストレスが軽減することから、目が疲れなくなる効果も期待できるとして人気があります。そのため、釣りやキャンプなどのアウトドア、ゴルフやスキー、スノーボードなどのスポーツを楽しむ人から重宝されているようです。

ただし、水と熱に弱いという特徴もあるため、偏光レンズのメガネを使用する際は長時間水に濡らさないようにしたり、温度が高い場所に置いたままにしたりしないように気をつけましょう。

千里堂メガネ網走本店では、お客様に本当に合ったメガネをかけていただくために徹底したヒアリングを行い、おすすめのメガネをご提案させていただいております。今回ご紹介した偏光レンズを使ったメガネの取り扱いもございますので、お気軽にご相談ください。

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