目の悩み

千里堂ブログ

なぜ近視は進行し続ける? 眼軸長の伸展について:目は環境に合わせて形を変える!

なぜ近視は進行し続ける? 眼軸長の伸展について:目は環境に合わせて形を変える!

「最近、子どもの視力が急激に落ちてきた」

「仕事中、夕方になると画面がかすんで見える」

視力低下を「単なるピントのズレ」だと考えているなら、それは非常に危険な誤解です。現代人の視力低下、特に深刻な近視進行の正体は、目の中にある「眼軸(がんじく)」という構造そのものが物理的に伸びてしまうことにあります。

千里堂は、一級眼鏡作製技能士が集う専門店として、この「眼軸」というキーワードから、現代の学習・仕事環境に潜む「目の変形リスク」について警鐘を鳴らします。

1. 「眼軸」とは何か?

一般的には、眼軸を次のように定義します。

眼軸長とは、角膜から網膜までの長さのこと。成人の標準は約24mm。これが長くなると、網膜の手前でピントが合ってしまう「軸性近視」となる。一度伸びた眼軸は、二度と元の長さには戻らない。

この説明は正確ですが、千里堂の解釈はさらに踏み込んでいます。私たちは眼軸を、単なる長さではなく、「その人がどのような視覚環境で生きてきたかを表すもの」と捉えています。

それではなぜ、眼軸は伸びるのか。それは、あなたの目が「近くを見続ける環境」に必死に適応しようとして、自らを変形させているからです。

2. 子どもの学習環境:成長期に「目を長くする」習慣が定着する

今、子どもの近視が世界的な問題となっていますが、その本質は「眼軸の伸展」も深く関わっています。

①身体の成長に伴う「自然な伸展」

生まれたばかりの赤ちゃんの目は小さく、基本的には遠視の状態です。

体が大きくなるにつれて眼球も成長し、小学校高学年から中学生にかけて、ちょうど良い長さ(正視:約24mm)に落ち着くのが本来の自然なプロセスです。これを「正視化」と呼びます。

②近距離作業による「ピントのズレ(周辺部デフォーカス)」

現代の子どもは、タブレット、スマホ、読書など、「近くをじっと見る」時間が極端に長くなっています。

近くを見るとき、網膜の中心部ではピントが合っていても、網膜の周辺部(端の方)ではピントが網膜よりも「後ろ」にズレてしまう現象が起こります(これを周辺部遠視性デフォーカスといいます)。

目は「ピントが後ろにズレているなら、そこまで眼球を伸ばしてピントを合わせよう」という生物学的な信号を出してしまいます。その結果、本来止まるはずの眼球の成長が止まらず、後ろへ後ろへと伸び続けてしまうのです。

③毛様体筋の緊張と「目の悲鳴」

近くを見続けるとき、目の中の「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉は常にパンパンに緊張した状態(収縮)になります。

成長期の柔らかい子どもの目は、この筋肉の緊張による圧力やストレスを逃がすために、自らの形を変形(伸展)させて対応しようとします。近くを見続ける過酷な環境に対する、目の必死の適応とも言えるかもしれません。

  • 「1.0」を基準にする怖さ: 学校の検診で「B」判定が出たからといって、慌てて「遠くが1.0見えるメガネ」を与えていませんか?
  • 学習時の負荷: 遠くがクッキリ見えるメガネをかけたまま、家で何時間も勉強をする。これは、伸びようとする眼軸に「もっと伸びろ」と加速装置を付けているようなものです。

子どもの眼軸が一度伸びきってしまえば、それは一生元には戻りません。千里堂は、メガネで無理やり矯正するのではなく、「眼軸を伸ばさないために目の負担をやわらげる」ことを大切に考えています。

3. デスクワーカーの仕事環境:あなたのメガネは「オーバースペック」?

次に、大人、特にデスクワーカーの環境を見てみましょう。現代のビジネスパーソンは、1日の大半を50cm〜70cmという極めて限定的な距離(モニター)に費やしています。

ここで「よく見える1.0のメガネ」を使うことが、眼軸への無言の圧力となります。

  • 筋肉の「悲鳴」が形を変える: 遠く用のメガネで画面を見続けるとき、目のピント調節筋(毛様体筋)はフルパワーで緊張し続けています。
  • 軸性近視への拍車: 大人になっても眼軸は伸びる可能性が指摘されています。過度な調節緊張が続くと、目はそのストレスを逃がすために、物理的に奥行きを伸ばそうとする「負の適応」を始めてしまいます。

夕方の頭痛や肩こりは、目が「このメガネの度数では、もう近くを見続けるのは限界だ!」と叫んでいるサインなのです。

4. 千里堂のラクミエ®は「見えすぎ」を抑える

千里堂が提供するオーダーメイドメガネ「ラクミエ®」は、目を酷使する方におすすめのメガネです。

ラクミエ®は、あえて遠くの視力を1.0まで上げないことがあります。デスクワークや学習に最適な「近くを最も楽に見るための度数」を算出し、目の負担をやわらげます。

  • 「デスクの高さは?」
  • 「モニターまでの距離は何センチ?」
  • 「お子さんはどんな姿勢でタブレットを見ている?」
    これらの情報を一級眼鏡作製技能士が緻密に分析し、「今の視力を維持し、これ以上悪くさせないための度数」を導き出します。
「よく見える」より「ラクに見える」へ。

見えすぎるメガネが身体によくないってご存じでしたか?
千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
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まとめ

眼軸の伸びは、網膜剥離や緑内障といった将来的な眼病リスクにも直結します。視力が落ちたから強いメガネに変えるという「対症療法」の繰り返しは、自分の、そしてお子様の目の未来を削り取っているのと同じです。

千里堂網走本店は、単に「見える」だけのメガネは売りません。

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