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少年野球を極める!自宅でバッティング練習は「動体視力」を鍛えることがカギ

少年野球を極める!自宅でバッティング練習は「動体視力」を鍛えることがカギ

「子どものバッティングをもっと上達させてあげるにはどう指導したらいいのか」「もっと活躍させてあげるにはどうしたらいいのか」と練習方法に悩んでいる方は必見!

バッティングを上達するには、「動体視力」=「みる力」が重要です。ボールをしっかりみて打つ力を鍛えることでパフォーマンスも向上させることもできます。

さらに、動体視力は子どものうちから鍛えておくことも長いスポーツ人生にとって重要なことなのです。

ここでは、自宅で動体視力を鍛える方法も紹介していますので、ぜひ子どもの指導に取り入れてみてくださいね。

スポーツに欠かせない「動体視力」

スポーツに欠かせない「動体視力」

「動体視力」とは、動いているものを追跡し見極める「見る力」のこと。

ボールや選手が目まぐるしく動くスポーツには、とても大切な能力の一つです。

動体視力が高い(鍛えられている)ということは、どういうことなのでしょうか。

ある実験を例にご紹介します。

駅のホームに立ち、そこを通る新幹線の車体を見るというものです。新幹線の車体には、漢字を書いた紙が張られています。実験の結果、その漢字を読むことができたのは、アイスホッケー日本代表のゴールキーパーただ1人でした。

日頃から高速で飛び交う小さいものをみている選手は「動体視力」が鍛えられており、その驚異的な動体視力を活かし、世界で活躍しているというわけです。

「動体視力」を鍛えるなら小学生からはじめるのがベスト

「動体視力」を鍛えるなら小学生からはじめるのがベスト

動体視力は、5歳から10歳頃に急速に発達するといわれています。

中学生もまだ発達過程にありますが、小学生に比べてやや鈍りはじめています。

つまり、急速に発達する小学生頃に、動体視力を鍛えることがベストということになります。ここで、今後の動体視力の良し悪しが決まっていきます。

野球で「動体視力」が重要視される理由

野球では、「バッティング・アイ」や「選手眼」など、目に関する言葉がいくつも使われています。動体視力(見る力)が、プレーの良し悪しに直結していることがわかります。

投手が投げるボールは、球種や位置など多彩に変化します。打者は、その変化に対応して正確に打つことが大切です。バッティング上達のために、投手が投げたボールを手元まで追跡し見極める力を鍛えましょう。

また、良いバッティングには、スイングの速さも大切ですが、動体視力の高さが大前提となります。

ボールを見極め、瞬時に判断して体を動かす練習をすることで、球種に応じたスイングが可能となり、一段上のバッティングを目指すことができます。

メジャーリーグで活躍した選手のひとりが、テニスマシーンを改造した特製マシーンをつくり、動体視力のトレーニングをしていたといいます。テニスボールに数字を書き、マシーンからでるボールから数字を読み取る練習です。このトレーニングを地道に続け、首位打者など好成績を維持することに繋げていきました。

自宅で動体視力が鍛えられる練習方法

ここからは自宅などでできる練習方法をご紹介していきます。

文字書き込んだボールでキャッチボール

ボールに、数字やアルファベットなどを書き込みキャッチボールをします。

ボールを受け取った時に、読めた数字をコールし、投げ返します。

はじめはスローボールからはじめましょう。ボールを最後まで見る練習になります。

この方法は、トスバッティングの練習にも応用できます。

文字書き込んだボールでキャッチボール

ボールを目で追うフリーバッティング

ピッチングマシーンを使う、または近くから投げるなど、投手より早いボールを投げます。

頭を動かさず、目だけでボールをホームベースまで追います。ボールを手元近くまで見る練習になります。

慣れてきたら、バントやバッティングに挑戦しましょう。

まとめ

バッティングを上達させるために「動体視力」を鍛えることから始めてみませんか。

今回ご紹介した練習方法は自宅でもできますので、日頃のトレーニングに取り入れてみてはいかがでしょうか。

本格的に動体視力のパフォーマンスを向上させたいのであれば、ビジョントレーニングを行うことができる施設や、視覚機能の専門家であるオプトメトリストを訪ねることをおすすめします。

千里堂網走本店では、専門家がスポーツビジョントレーニングに取り組んでいます。

プロアスリート向けの本格的な訓練から、子ども向けの楽しく取り組めるものまで幅広いので、興味があれば千里堂本店まで是非お問い合わせください。

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