メガネの選び方

千里堂ブログ

パソコンで目が疲れるのはなぜ?メガネを変えても解消しない「疲れ目」の本当の理由

毎日パソコンと向き合う中で、目の奥がズキズキ痛む、夕方になるとピントが合わない、メガネをかけているのにかえって疲れる……。

それは、単なる「疲れ目」ではなく、あなたの目の使い方やメガネの選び方が、現代のライフスタイルに合っていないサインかもしれません。

特に「パソコン メガネが疲れる」と感じている方は、目の負担の根本的な原因を見誤っている可能性が高いです。

この記事では、パソコンによる目の疲れの理由や、あなたの疲れ目のタイプをセルフチェックし、安易な対策では解決しない「目の負担」を根本からやわらげる解決策を、千里堂メガネが解説します。

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千里堂は、「メガネで目が疲れる」人のために、目の負担をやわらげるオーダーメイドメガネをご提案します。
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そもそもパソコンで目が疲れるのはなぜ?

パソコン作業で目が疲れる理由は、「近くを見続けること」によって目の筋肉に過度な負担がかかり続けることにあります。

①目の筋肉の過緊張と凝り

人間の目は、PC画面のような近距離にピントを合わせるために、水晶体の厚さを変えるピント調節筋を収縮させます。この緊張状態が長時間続くと、筋肉が凝り固まり、血流が悪化して疲労が蓄積します。

②まばたきの減少(ドライアイ)

集中して画面を見つめる間は、まばたきの回数が普段の約3分の1に減少します。これにより涙の蒸発が進み、ドライアイを引き起こし、目の表面の不快感や疲れが増します。

③合わないメガネによる負荷の増大

遠くの視力1.0を基準にした度が強すぎるメガネ(オーバースペック)で近くのPC画面を見ると、目の筋肉はさらに無理をしてピントを合わせようとするため、疲れを加速させてしまいます。

パソコンの目の疲れを放っておくとどうなる?

単なる疲れ目を放置していると、一時的な症状にとどまらず、仕事のパフォーマンスや全身の健康に悪影響を及ぼします。

  • 視力低下の悪循環: 合わないメガネや目の酷使を続けると、目の負担から視力がさらに低下し、より強い度数のメガネが必要になるという負のスパイラルに陥ります。
  • 集中力・パフォーマンスの低下: 目の疲れが脳にも影響を及ぼし、思考力や集中力が持続しなくなります。
  • 全身の不調(VDT症候群): 目の筋肉の緊張は、自律神経の乱れを引き起こし、慢性的な頭痛、肩こり、首こりといった全身の不調(VDT症候群)につながります。

▶【関連記事】度が合わないメガネをかけ続けるとどうなる?症状の典型例を解説します(千里堂札幌琴似店)

あなたの疲れ目のタイプをセルフチェック!

【タイプ別】目の疲れの本当の原因と今すぐできる対策

チェック結果に基づき、あなたの目の疲れの本当の原因と、今すぐできる対策を解説します。

A. ピント調節機能の疲労タイプ

原因の核心目の筋肉の「頑張りすぎ」と「オーバースペックなメガネ」
今すぐできる対策20分ごとに20秒間、窓の外の遠く(6m以上)を見る「20-20-20ルール」を実践し、筋肉の緊張をリセットしましょう。
メガネ対策度が強すぎるメガネは使用しないこと。 特にデスクワーク中は、中間距離(PC画面)にピントを最適化した「中近両用メガネ」など、目の負担を減らすレンズを選ぶ必要があります。

B. ドライアイの傾向タイプ

原因の核心まばたきの減少涙の質の低下
今すぐできる対策意識して強く、ゆっくりとまばたきをしましょう。また、室内の湿度を保ち、エアコンの風が顔に直接当たらないように調整します。
専門的な対策市販の目薬で改善しない場合は、眼科を受診し、涙の成分を補う専門の目薬を処方してもらいましょう。

C. メガネの度数・設計の問題タイプ

原因の核心パソコンで使うメガネの度数設定が間違っている
今すぐできる対策そのメガネは、あなたの目の状態やPCとの距離に合っていません。一時的に使用を中止し、目の疲れの原因を特定できる専門の眼鏡店で再調整・再検査を受けてください。
千里堂の見解ブルーライトカットだけでは疲労は解決しません。本当に必要なのは、あなたのPC作業距離に合わせてピント調節筋の負担を最小限にする「オーダーメイドの度数」です。

ブルーライトカットメガネはどうなの?

多くのメガネ店で販売されているブルーライトカットメガネ(パソコン用メガネ)は、かつて「パソコン作業での目の疲れ軽減」を謳い、広く普及しました。

デジタル機器から発せられるブルーライトが睡眠の質を低下させ、目の疲れを引き起こすという説に基づき、ブルーライトカットメガネはこれらの症状を軽減すると期待されていました。

しかし、最近の研究では、ブルーライトカットメガネの効果に疑問が呈されています。

メルボルン大学のローラ・ダウニー氏の研究によれば、短期間の使用では、ブルーライトカットメガネが目の負担軽減、網膜保護、睡眠の質改善などの効果をもたらす可能性は低いことが示唆されています。

ダウニー氏は、長期的な使用による効果は不明であり、購入の際にはこれらの研究結果を考慮するよう述べています。

やはり本質的に重要なのは、ブルーライトカットメガネの効果に過度な期待をするのではなく、デジタル機器を使用する際の目の負担を軽減するための対策を講じることです。

▶参考「ブルーライトカットは意味がない?本当に役立つパソコン用メガネとは何なのか?メガネのプロがお応えします。

千里堂が提供するメガネの哲学:「よく見える」よりも「ラクに見える」

千里堂メガネは、従来の「視力1.0至上主義」とは一線を画し、現代人の目の健康に焦点を当てた独自のメガネ「ラクミエ®」を提供しています。

私たちが提供しているのは、単に視力を矯正する道具ではなく、お客様の「目の負担を軽減し、健康的な生活を送るためのサポートツール」です。

千里堂メガネが提供するのは、単なる製品(メガネ)ではありません。以下のプロセスを通じて、お客様の目の健康を長期的にサポートします。

  • 徹底的な問診(90分〜120分): 

お客様の「見えるようになりたい距離」やライフスタイルを深く掘り下げ、目の状態を分析する時間を惜しみません。

  • マンツーマン体制: 

専門知識を持つスタッフ(一級眼鏡作製技能士含む)がマンツーマンで対応し、疑問や不安を解消します。

  • 手厚いアフターサポート: 

万が一、見え方に納得がいかない場合はレンズの無料交換保証などを用意し、購入後もお客様の目の状態の変化に合わせて、最適な状態を維持できるようサポートします。

千里堂メガネは、従来のメガネ選びの常識にとらわれず、現代人の目の健康を第一に考えた、オーダーメイドの解決策を提供しています。

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まとめ

パソコンによる目の疲れは、単一の原因ではなく、目の筋肉の酷使、ドライアイ、そして何よりも「合わないメガネ」が複合的に絡み合って発生しています。

特に「パソコン メガネ 疲れる」という悩みは、従来の「視力1.0基準」のメガネが、現代の近くを見るライフスタイルに合っていないことの証拠です。

あなたの目の疲れを根本から解消するためには、目の頑張りを正しく計測し、「いかにして負担を減らすか」という視点で、メガネと環境を最適化することが不可欠です。

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