メガネの基礎知識

千里堂ブログ

「メガネをかけると目が悪くなる」は誤解です。視力を守るためにはメガネを使い分けましょう。

「メガネをかけると目が悪くなる」は誤解です。視力を守るためにはメガネを使い分けましょう。

学校の視力測定でうちの子がC判定を受けてしまった、いよいよメガネデビューかな……」「でもメガネをかけることでもっと目が悪くなってしまうのではないか不安」

子ども用メガネを選ぶ際に、親御さんはこのような心配をお持ちの場合が多いです。その不安をぬぐい切れず、子どもにメガネをかけさせたはいいものの、ずっとかけ続けるべきなのか、必要のないときは外すべきなのか迷っている方もいるのではないでしょうか。

義務教育を受ける子どもの成長過程において、目の見え方はとても重要な要素です。

目が悪くなった子どもにメガネを作るのは大事なことですが、メガネ店による度数の決め方や、メガネの使い方には注意が必要です。

この記事では、「近くを見るときの負担を軽減するメガネ」を得意とする千里堂が、メガネをかけると目が悪くなるという誤解を解きながら、あらためてメガネの役割や正しい使い方について解説していきます。

「子どもの視力を守るメガネ」、あります。

「目が悪くなるからパソコン禁止」はお子さんの将来を狭める誤った常識です。高度なIT教育を快適に受けられるように、まずは一度、無料の視力測定をお試しください。体験すれば、メガネ選びの常識が変わります。

「メガネをかけると目が悪くなる」は誤った認識

結論から言うと、メガネをかけると目が悪くなるという情報は誤りです。

大切なのは、「見る距離に応じた度数を使い分ける」ということ。それは子ども用メガネをつくる際も同様です。近くを見たいなら、近くを見るときにふさわしい度数を。遠くをよく見たいなら、近くを見ることには向いていないけれど遠くがハッキリ見える度数を。

言われてみると当たり前なのですが、実は現代人の多くが、距離に合ったメガネを使いこなせていません。むしろ、「遠くがよく見えるメガネでデスクワークをする」といった、目の疲れを助長する使い方をしてしまっているのです。遠近両用メガネが、その典型ですね。

「遠くが良く見えるメガネ」で近くを見続けると目は悪くなる

そもそも遠くがよく見えるメガネで近くを見続けると、なぜ目に負担がかかるのか?まずは目の構造から紐解いていきましょう。

目は近くを見るときに最も負担がかかる

目は近くを見るときに最も負担がかかる

眼球には、レンズの機能を持つ「水晶体」があり、「毛様体筋」という筋肉で水晶体の厚みを変化させることで、人はあらゆる距離に焦点を合わせることができるようになります。

遠くを見るときは、水晶体の厚みを小さくするために筋肉が緩みます。

一方で近くを見るときは、水晶体の厚みを大きくするために筋肉が緊張します。

近い距離を見続ける、ということは、ずっと目の筋肉が緊張してることになり、目に負荷がかかります。

そして、遠くを見るための度数のレンズで視力を矯正している状態だと、もっと負荷がかかってしまうのです。

一般的なメガネは「遠くが良く見える」前提でつくる

一般的なメガネ店で作られるメガネは、遠くがよく見えるような度数で作られます。多くの人がイメージする「視力を1.0にする」メガネがこれに当たります。

このような遠くが良く見える度数は、「完全矯正値」と呼ばれ、「最も遠くが見える最低度数」で設定されます。

現代人の大半は「遠くが良く見えるメガネ」で近くを見ている

特に現代に生きる私たちは、何かと近くでものを見ることが多いです。

スマホやパソコン、ゲームや読書、料理や掃除などの家事など。仕事でもプライベートでも、実はあらゆる場面で、私たちは近くでものを見ています。

そのため、遠くがはっきり見えるメガネを使用している人は、近くを見るときに目にかかる負担には注意する必要があるのです。

新しいメガネをかけたばかりのときは「メガネをかけると目が悪くなった」と錯覚してしまうこともある

新しいメガネをかけることで「目が悪くなった」と錯覚する場合もあります。

視力が低く視界がぼやけている状態に慣れた人が新しいメガネをかけると、これまでよく見えなかったものが、はっきりと見えるようになります。

そしてメガネをかけ続け、はっきりと見える新鮮な状態に慣れてくると、メガネを外した時の視界が以前より悪くなったと錯覚してしまうのです。

また、一般的なメガネ店では視力が1.0になるように作られますが、目にかかる負担の面から1.0を上回るようには作られません。

メガネで視力を1.0に近づけるように矯正した視界だと、メガネに期待する視界とのギャップから、目が悪くなったのではないかと思ってしまうケースも考えられます。

目が悪いのにメガネをかけないと起こるデメリット

視力が低い状態でそのまま裸眼で生活すると、目に次のような影響が及ぶ可能性が考えられます。

生活に支障が出る

視力が低いと、人の顔や文字などの情報がほとんど視認できなくなるので、生活に支障が出ると考えられます。

強い近視の場合、障害物や近づいてくる人や車を認識できない可能性もあり、事故のリスクも高まります。

また、手元のものもぼやけるほどの近視だと、文字を読み取るために次第に体の姿勢が悪くなってしまうことにもつながります。

近視が進行して目の機能が低下する

小中学生などの成長期の子どもの場合、近視を放置していると、より近視が早く進行してしまうリスクがあります。

重度の近視になった結果、最悪の場合は目の機能が低下してメガネのレンズでも視力を強制できなくなってしまう可能性も考えられます。

眼精疲労になる

目が悪いと、はっきり見えるようにするために物をより近い距離で見ようとします。

先ほども説明したように、見る距離が近ければ、より目の筋肉が緊張します。

長時間のスマホの操作や本を読んだりノートを取る行為でも、目が悪い状態の方が筋肉が強く緊張します。その結果、目が疲れやすくなり、眼精疲労になる可能性があります。

どれくらい目が悪くなったらメガネをかけるべき?

メガネを作るタイミングは、視力が0.3未満になった時を目安に考えることができます。

0.2以下の視力は、日常生活に支障が出るほど視界が悪くなっている状態です。小中学生の子どもの場合について考えると、0.2だと前の方の席でも黒板の文字が読み取れないこともあります。

つまり0.2以下の視力であれば、常にメガネをかける必要があります。

0.3〜0.7の視力は、遠くの文字がぼやけて見え、読み取れない場合があります。

遠くを見るときなどの場面には、メガネをかける必要が出てきます。

0.7〜0.9の視力は、遠くの距離のものを見ようとすると少しぼやけて見えるようになりますが、日常生活を送るうえでは裸眼でも問題ありません。

「子どもの視力を守るメガネ」、あります。

「目が悪くなるからパソコン禁止」はお子さんの将来を狭める誤った常識です。高度なIT教育を快適に受けられるように、まずは一度、無料の視力測定をお試しください。体験すれば、メガネ選びの常識が変わります。

さいごに

「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」

千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。ヒアリングには60~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。

千里堂はあえて、度数を落としたレンズを提案することがあります。そのほうが、目をいたわることができますし、何より、目の疲れから解放されます。そして、「いつかあなたが、メガネをかけなくてよくなるように」と本気で願っています。

千里堂はメガネ店ですが、メガネを売っていません。千里堂のサービスは、“メガネがなくても快適に過ごせる生活のサポート”なのです。

人生100年時代といわれています。目は、替えがきかない繊細な器官です。目を酷使すると、身体の様々な不調となって現れます。目の不調を放置したまま、この先、20年、30年、40年も、度数の合わないメガネをかけ続けるデメリットを考えると、メガネ選びは、一生モノの買い物をするつもりで真剣に取り組むべきでしょう。

まずは一度、千里堂で無料の視力測定を受けてみませんか? メガネの購入をおすすめすることはありませんのでご安心ください。まずはあなたに、自分の目のことを知ってほしいのです。自分の目をいたわる大切さを知っていただくだけで、千里堂としては本望です。

一人でも多くの方が、ご両親から譲り受けた大切な目を、末永く健康にいたわり続けていただけることを、心から願っております。

千里堂メガネの6つの特徴

▶千里堂ってどんなメガネ店?2分で復習できる動画はこちら

千里堂の「目が疲れないメガネ」の特徴

  • 目の負担を減らして視力低下を防止
  • 目の負担を減らすことで視力が回復する場合もある
  • 一人ひとりに合ったオリジナルカスタムレンズ

千里堂のサービスの特徴

  • 完全予約制で丁寧なヒアリングと問診
  • 納得いくまで疑問をぶつけられるマンツーマン体制
  • 国家資格の一級眼鏡作製技能士が在籍
  • 一人ひとりの目の使い方のクセを分析したメガネづくり
  • メガネがいらなくなる生活を目指したアフターサポート
  • 高品質の国産メガネブランドのみ取り扱う徹底したこだわり

お客様の声

  • 千里堂さんの「この世からメガネをなくす」という使命は本物だと感じています。(20代・男性・北大3年生)
  • 結局、家族3人が立て続けに琴似店で眼鏡を購入、もう他の眼鏡屋さんでは買わないと思います!(40代・男性・自然栽培農家)
  • 人生で初めて自分の目の使い方のクセを教えて頂いた。 また性格とか当たってびっくりした。占いかと思った(笑)(20代・男性・デスクワーカー)

千里堂でメガネをつくる際の事前情報

  • まずは予約で無料の視力測定をお試しください
  • ヒアリングは1~2時間が目安
  • 東京(浜松町)、札幌(琴似)、北見、斜里、網走で対応可能
  • 予算はフレーム+レンズ+ケース+メガネ拭きで5万円から
  • 持ち込みのメガネフレームがあればレンズのみのご購入でOK
  • 完全オーダーメイドのため納品まで1週間~10日間
  • クレジットカード分割支払い大歓迎です
千里堂でメガネをつくる際の事前情報
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