
「最近、近くの文字がぼやけて見えにくい…もしかして老眼?」
そう感じ始めたら、遠近両用コンタクトレンズという選択肢があることをご存知でしょうか?
遠近両用コンタクトレンズは、1枚のレンズで遠くも近くも見えるように設計されており、老眼の症状が現れた方にとって非常に便利なアイテムです。
しかし、運転中に遠近両用コンタクトレンズを使用しても大丈夫なのか、気になる方もいるのではないでしょうか?
この記事では、遠近両用コンタクトレンズの仕組みや種類、運転時に使用する際の注意点などを詳しく解説します。
この記事を読めば、遠近両用コンタクトレンズで快適な運転を手に入れるためのヒントがきっと見つかるはずです。
遠近両用コンタクトとは?仕組みについて
遠近両用コンタクトレンズとは、遠くを見る度数と近くを見る度数の両方を配置したレンズです。
1枚のレンズで手元から遠くまで見やすくなるため、老眼の症状が現れた方にとって非常に便利なアイテムです。
遠近両用コンタクトレンズにはいくつかのタイプがありますが、現在主流なのは同時視タイプです。
同時視タイプは、遠くを見る度数(遠用部)と近くを見る度数(近用部)が同心円状に分布しており、レンズによっては中間を見る度数(中間部)も含まれます。
運転時に遠近両用コンタクトは適している?
遠近両用コンタクトレンズは、遠くも近くもほどよく見える便利なアイテムですが、運転時に使用する場合はいくつかの注意点があります。
遠近両用コンタクトレンズのメリット
遠近両用コンタクトレンズは、運転時に以下のようなメリットをもたらします。
- 遠くの道路標識や信号、近くのカーナビなどをスムーズに確認でき、安全運転に貢献します。
- メガネのように曇ったりずり落ちたりする心配がなく、常にクリアで安定した視界を確保できます。
- メガネのフレームに邪魔されることなく、広い視野を確保できます。
遠近両用コンタクトレンズの注意点
遠近両用コンタクトレンズを運転時に使用する場合は、以下の点に注意する必要があります。
- 遠近両用コンタクトレンズは、見え方に慣れるまで時間がかかる場合があります。運転前に十分な練習期間を設け、見え方に違和感がないことを確認してから運転しましょう。
- 暗い場所では、瞳孔が大きくなることで複数の度数が視界に入り、視界がぼやけたり光がにじんだりすることがあります。夜間の運転は特に注意が必要です。
- 雨天や霧などの悪天候時は、視界が悪くなることがあります。運転速度を落とすなど、慎重な運転を心がけましょう。
- 長距離運転をする場合は、目の疲れに注意が必要です。適度な休憩を取り、目の休息を促しましょう。
- 近くの距離を見ると疲れます。見落とされがちなデメリットです。パソコン、スマホ、読書、勉強。遠近両用コンタクトレンズは、近くを見るときの目の負担がかかりやすく、疲れ目になる傾向があります。
その理由をコンパクトにまとめると、次のようになります。
- コンタクトは「遠くがよく見える」前提でつくられている
- 目は「近くを見るときに最も負担がかかる」
- コンタクトで近くを見続けると目の負担が増えて眼精疲労になる
- 眼精疲労が蓄積すると視力低下を招く
遠近両用コンタクトで快適に運転するコツ
遠近両用コンタクトレンズは、遠くも近くも見える便利なアイテムですが、運転時に使用する場合はいくつかのコツを押さえておくことで、より快適で安全なドライブを楽しむことができます。
①慣れるまで余裕を持った練習を
遠近両用コンタクトレンズは、1枚のレンズに遠用と近用の度数が組み込まれているため、通常のコンタクトレンズとは見え方が異なります。そのため、運転前に十分な練習期間を設け、レンズの見え方に慣れることが重要です。
- まずは日中の明るい場所で、遠くの標識や近くのメーターなど、様々な距離のものを確認する練習をしましょう。
- 夜間は、街灯の光や対向車のライトなど、光の状況が変化します。夜間の運転前に、見え方を確認しておきましょう。
②視界の変化に注意する
遠近両用コンタクトレンズは、レンズの種類や個人の目の状態によって、見え方が異なる場合があります。運転中は、常に視界の変化に注意し、少しでも違和感を感じたら運転を中断して休憩しましょう。
- 視界がぼやけたり、歪んで見えたりする場合は、レンズの度数が合っていない可能性があります。眼科医に相談し、適切な度数に調整してもらいましょう。
- 光が眩しく感じる場合は、サングラスを着用するなどして対策しましょう。
- 長時間運転する場合は、目の疲れを感じやすくなります。適度な休憩を取り、目の休息を促しましょう。
③運転用にカスタマイズしたメガネを併用する
千里堂では、一人ひとりの目の使い方に特化したオーダーメイドメガネ「ラクミエ®」を提案しています。
「ラクミエ®」の最大の特徴は、近くを見るときの目の負担をやわらげる、ということ。
運転中に遠くを見たり、カーナビを見たり、インパネを見たり……運転中も、意外に「近くの距離」を見ることが多いものです。
遠近両用コンタクトレンズは、近くの距離にあまり向いていないので、長時間の運転や、普段から運転をする人からすると、知らず知らずのうちに、目に負担をかけている可能性があります。
そんな方にこそ、「ラクミエ®」がおすすめです。コンタクトレンズを装着したままメガネをかけることが可能です。
ラクミエ®をつくる際は、
- 家での過ごし方は?
- 職業は?
- よく使う仕事のツールは?
- 目の疲れを感じる場面は?
を徹底的に問診し、
それらの情報をフィードバックしたレンズを、オーダーメイドで作製します。これが「ラクミエ®」です。
遠近両用コンタクトレンズで目に負担をかけてしまうような事態は避けたい、と思っている方は、
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