
コンタクトレンズとメガネは、視力矯正の二つの主要な手段ですが、それぞれに異なる特性があります。
「裸眼に近い開放感を得たい」
「スポーツやアクティブな活動時はコンタクトが便利」
そう考える一方で、
「メガネは手軽に扱えるし、ファッションアイテムとしても楽しめる」
という方もいるのではないでしょうか?
この記事では、コンタクトレンズとメガネのそれぞれのメリット・デメリットを比較し、どのようなシーンでどちらを選ぶべきか、具体的な例を挙げながら詳しく解説します。
メガネとコンタクトの基本的な違い
①コンタクトレンズのメリット
【フレームがない】
顔の印象を変えることなく、素顔に近い状態で過ごせます。
【広い視野】
メガネのフレームによる視界の制限がなく、約180度の広い視野を確保できます。
【ズレない】
汗をかいてもズレる心配がなく、スポーツやアクティブな活動にも適しています。
【曇らない】
湯気や雨などの湿気で曇ることがなく、温度差のある場所でもクリアな視界を維持できます。
【不同視に強い】
左右の視力に差がある不同視の場合でも、像の大きさの差が少なく、目の疲れや頭痛を軽減できます。
【実物大に近い像】
強度近視の場合でも、メガネに比べて像の歪みが少なく、実物大に近い大きさで物を見ることができます。
②メガネのメリット
【お手入れが簡単】
メガネ拭きで拭くだけで清潔に保つことができ、コンタクトレンズのような洗浄や消毒の必要がありません。
【取り扱いが簡単】
コンタクトレンズのように装着や取り外しの手間がかからず、初めての人でも扱いやすいです。
【コストパフォーマンス】
初期費用はかかるものの、長期間使用でき、交換頻度も少ないため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高い場合があります。
【目のトラブルが少ない】
コンタクトレンズのように乾燥や異物感を感じることが少なく、安定した視界を確保できます。
【ファッションを楽しめる】
フレームのデザインが豊富で、ファッションアイテムとしても楽しめます。
【夜間運転】
コンタクトレンズに比べて乾燥しにくく、夜間運転時でも視界がぼやけにくいです。
【距離に応じたカスタマイズ】
コンタクトレンズは基本的に遠くを見るように調整されていますが、メガネは距離に応じて度数をカスタマイズでき、目の疲れを軽減できます。
メガネとコンタクトに共通する注意点
①「遠くがよく見える」前提でつくられている
メガネもコンタクトレンズも、基本的に「遠くがよく見える」ように度数が調整されています。これは、視力検査で最も一般的な「ランドルト環」という視力表で、一番下の輪っかの切れ目がはっきり見える状態を「視力1.0」とするからです。
しかし、人間の目は近くを見るときに最も疲れやすい仕組みになっています。そのため、「遠くがよく見える」メガネやコンタクトレンズを長時間近くを見る作業に使うと、目の負担が増大し、眼精疲労、視力低下、頭痛、肩こり、集中力低下などの症状を引き起こす可能性があります。
②近くを見る作業には不向き
パソコン、スマホ、読書、勉強など、近くを見る作業は、目を酷使する行為です。メガネやコンタクトレンズを装用したままこれらの作業を長時間続けると、目の筋肉が凝り固まり、血流が悪くなることで、様々な目の不調を引き起こします。
③眼精疲労や視力低下の悪循環に陥ることも
遠くがよく見えるメガネやコンタクトレンズで近くを見続けると、目の疲れが常態化し、視力低下につながります。さらに、視力低下が進むと、より度の強いレンズが必要になり、目の負担が増えるという悪循環に陥る可能性があります。
千里堂は「近くを見るときの目の負担をやわらげる」メガネをオーダーメイドで作製しています
パソコン、スマホ、テレビ、勉強、読書。
現代人が、近くを見る機会が圧倒的に多い生活を送っているにもかかわらず、
コンタクトレンズやメガネが「遠くがよく見える」前提でつくられている。
そんな現代の問題に対して、千里堂はコミットしています。
千里堂は、近くの距離を見るときの負担をやわらげるメガネ「ラクミエ®」を、オーダーメイドでご提案しているメガネ店です。
ラクミエ®をつくる際は、
- 家での過ごし方は?
- 職業は?
- よく使う仕事のツールは?
- 目の疲れを感じる場面は?
を徹底的に問診し、それらの情報をフィードバックしたフルオーダーメイドの特別なレンズを作製しています。
これが「ラクミエ®」です。

コンタクトレンズを装着したままラクミエ®を装着できます!
コンタクトレンズやメガネをかけて目が悪くなってしまうような事態は避けたい、と思っている方は、この機会をきっかけに、ぜひ一度、千里堂の「ラクミエ®」をお試しください。
まずは無料の視力測定からどうぞ!
“目の健康診断”という気持ちで、お気軽にお問い合わせください。
シーン別のメガネとコンタクトの使い分け
①シーン別で使い分ける
【アクティブなシーンにはコンタクトレンズ】
スポーツやアウトドアなど、体を動かすことが多いシーンでは、コンタクトレンズがおすすめです。
裸眼に近い視界で、スポーツを思いっきり楽しむことができます。
汗や水に濡れても視界がクリアなので、アクティブな活動に最適です。
メガネのようにズレたり、壊れる心配がありません。
【リラックスしたいときにはメガネ】
家でのんびり過ごしたいときや、就寝前など、リラックスしたい時にはメガネが便利です。着脱が簡単で、目の負担も軽減できます。
②時間別で使い分ける
【長時間使用する場合はメガネ】
長時間のパソコン作業や勉強など、長時間視力を使いたい場合は、メガネがおすすめです。コンタクトレンズは遠くがよく見える前提のレンズだからです。
メガネは疲れたときにサッと着脱できるため、お手軽に目を休めることができます。
ただしメガネは、近くの距離を見るときの負担を考慮したメガネを推奨します。
【外出時にはコンタクトレンズ】
デートやイベントなど、短時間だけ視力を補正したい場合は、コンタクトレンズが便利です。裸眼に近い自然な見た目を叶え、おしゃれを楽しむことができます。服装も合わせやすくなるでしょう。
メガネとコンタクトの併用
コンタクトレンズとメガネの併用は、視力矯正の選択肢を広げ、より快適で健康的な視生活を送るために有効な手段です。
①併用のメリット
目の健康を守る
コンタクトレンズは、長時間装用すると目の乾燥や感染症のリスクが高まる可能性があります。メガネと併用することで、目を休ませ、健康を維持することができます。
②トラブルに備える
コンタクトレンズが外れたり、目が充血したりした場合でも、メガネがあればすぐに視力を回復できます。
③TPOに合わせた使い分け
仕事中はメガネ、プライベートではコンタクトレンズなど、状況に合わせて使い分けることで、より快適に過ごすことができます。
④視距離に応じた調整
コンタクトレンズは基本的に遠くを見るように調整されていますが、メガネは近くを見るように調整することができます。
デスクワークなど近くを見る作業が多い場合は、近くを見ることに特化したメガネを使用することで、目の負担を軽減することができます。