日本国内のプロスポーツ選手も取り入れているビジョントレーニング。
「見る力」をアップさせる訓練を行うことにより、スポーツシーンでのパフォーマンスを向上させる効果があります。
バレーボールにおいて、ビジョントレーニングはどのような効果を発揮するのでしょうか。
ビジョントレーニングとは
ビジョントレーニングとは、目を動かすための筋肉や視覚情報をスムーズに動作に連携する能力を向上させることを目的とした、アメリカ発祥のトレーニングです。
反応速度や瞬発力、認知機能などスポーツパフォーマンスの向上、改善に有効なトレーニングのため、スポーツ界では浸透しつつあります。
バレーボールとビジョントレーニング
バレーボールを含むボールゲーム9競技の競技力の向上と運営の活性化のために活動している一般社団法人日本トップリーグ連携機構では、公式サイトでビジョントレーニングの重要性を呼びかけています。
2014年には、順天堂大学医学部眼科非常勤講師で医学博士の足立和孝先生が全5回のビジョントレーニングのコラムを連載するなど、スポーツ分野だけではなく、医療や教育の分野においても推奨されています。
発祥元であるアメリカや欧州では以前から重要視されているトレーニングですが、バレーボールに限らず、近年さまざまなジャンルで活躍するプロアスリート、競技プレイヤー、ナショナルチームなどがビジョントレーニングを導入しています。
バレーボールの技術を磨くビジョントレーニングの効果
ビジョントレーニングは、バレーボールにどのような効果を与えるのでしょうか。
・動体視力の向上
動体視力は、動いているものを見る能力です。
バレーボールは動いているボールを認識し、サーブを捉えパスを繋ぎ、相手側のコートに攻撃するスポーツです。
前後に動くものを識別するKVA動体視力、左右水平方向に動くものを識別するDVA動体視力がとても大切となります。
ビジョントレーニングは、バレーボールの技術向上のために必要な動体視力を鍛えることができます。
・瞬間視の向上
瞬間視は、瞬間的に見たものを識別し記憶する能力です。
相手の位置や仲間の位置を把握し、素早く次の動作に移すことがバレーボールには大切です。瞬間視はビジョントレーニングにより向上させることができます。
・周辺視力の向上
周辺視は、顔を動かさずに見える視野の広さです。
コート内の仲間の位置、相手の位置やボールを落とす位置を把握するために瞬間視と合わせてバレーボールに必要な能力となります。
・眼と手の協応動作能力の向上
眼で見た情報をもとに体を動かす連動性を眼と手の協応動作といいます。
バレーボールやバスケットボールなどのスポーツは「目で見て、判断し、動く」という一連の動作がとても重要となります。動くボールを目で捉え、正確な動作に結びつけることがバレーボール技術の向上に繋がります。
ビジョントレーニングには、ターゲットを素早く目で捉え、素早く反応するという一連の動きを取り入れた、総合的なトレーニング方法もあります。
ビジョントレーニングは「見る力」を鍛えるトレーニングです。継続的に行うことで、バレーボールに必要不可欠なさまざまな能力の向上が期待できます。
千里堂メガネのビジョントレーニング
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