ビジョントレーニングとは、「見る力」を鍛えることで視覚機能はもちろん学力や運動能力を向上させることができるというアメリカ発祥の訓練方法です。
パフォーマンス向上を目的としてプロスポーツ選手が練習に取り入れているほか、子供の学力・運動能力向上や発達障害児の抱える困難を改善する目的で注目を集めています。
トレーニング施設で行うこともありますが、最近はYouTubeなどでも参考にできる動画がたくさん公開されています。
おうちでできる簡単ビジョントレーニングをセレクトしてみましたので、ぜひ挑戦してみてください。
ビジョントレーニングを行う前の注意点
ビジョントレーニングを行う場合は、以下の点に注意してください。
・目に病気を持っている場合、医師に相談してから行う
・眼鏡やコンタクトレンズなどで矯正が必要な場合、矯正を行ってから行う
・目の痛みや違和感がある場合、医師に相談する
・トレーニング時間は長くとも1日15分程度にとどめる
・本格的に行う場合は、ビジョントレーニングを行うことができる施設や視覚機能の専門家であるオプトメトリストを訪ねる
おすすめ動画1.「おうちでトレーニング~ビジョントレーニング~」
こちらは、日本体育大学桜花高等学校のチャンネルにアップされたビジョントレーニングの動画です。
線に沿って目線を動かしたりランダムに散らばった数字を順に探すことで、追従性眼球運動と跳躍性眼球運動を鍛えることができます。
この動画がおすすめな人
- 球技をやっていてボールを目で追えない人
- 読書で読み飛ばしをしてしまう人
- ハサミを使った作業や細かな手作業が苦手な人
おすすめ動画2.「村田諒太お勧め!ビジョントレーニング!」
こちらは、2017年WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太選手のチャンネルで紹介されているビジョントレーニングの動画です。
・視野全体を意識しながら両手を動かすことで、周辺視野と空間認知、目と手の協応動作を鍛える「360キャッチ」
・寄り目をしながら移動する対象に焦点を合わせることで、距離感や立体感を掴む「センターポイント」
・上下左右に目だけを瞬間的に移動させて情報を正確に捉える訓練の「メトロノーム」
・遠くと近くの対象に瞬間的に焦点を合わせて目の筋肉を強化する「スウィッチフォーカス」
・足元を見ずに自身の中心軸を意識して歩く「クローズバランスブリッヂ」
・左右の腕と手を動かして目と手の協応動作を鍛える「ジャグリング」
・色を見極めながら飛んでくる対象をキャッチする「ピックアンドキャッチ」
以上のようなメニューに村田選手が取り組んでいます。
道具を使っていますが、家庭でも工夫して作れそうなものばかりです。
おすすめ動画3.「ビジョントレーニング!コロナで外出自粛の中、気持ちもスッキリ!カンタンおうちで毎日出来るカンタン眼の体操」
こちらは、視力・視覚機能の専門家である米国オプトメトリストであり、日本におけるビジョントレーニングの第一人者である北出勝也氏のチャンネルにアップされた動画です。
難しい説明はいっさいなく音楽に合わせて指と目を動かすだけなので、とても簡単です。
1日1回、親子で取り組むことを習慣付けても良いですね。
おすすめ動画4.「おうちで楽しくビジョントレーニング!」
こちらは、奈良県のメガネ屋さんが製作したビジョントレーニング動画です。
画面の中を移動する女の子を見つけたり、特定の色のボールや数字を数えたり、といった子供向けのビジョントレーニングができます。
動画内と出題をを変えることで、何度でも遊べます。
おすすめ動画5.「【Daily Eye Training】目指せアスリート!動体視力/周辺視野UP!vol.112」
こちらは、目のストレッチや視力の回復、動体視力や周辺視野の向上を目的とした動画を紹介するチャンネルにアップされたビジョントレーニングの動画です。
こちらは次々に切り替わる画面の中から特定の数字を探すことによって、動体視力や周辺視野を鍛えるという動画です。このチャンネルには、他にもたくさんのビジョントレーニング動画がアップされているので、チェックしてみてください。
お家でできる簡単ビジョントレーニング、ぜひ活用してみて下さいね!
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