こちらで紹介する【お客様の声】は、実際に千里堂本店を訪れたお客様から届いた生の感想です。
千里堂本店では、似合うメガネの選び方から、頭痛や眼精疲労といった目に由来する体の不調、「見る力」を鍛えるためのビジョントレーニングまで、様々なニーズにお応えしています。現在抱えているメガネや見え方に関するお悩みは、千里堂本店で解決できるかもしれません。メガネの購入やビジョントレーニングへの取り組みを考えている方は、参考にして頂ければ幸いです。
今回は、発達障害のお子様を持つお母様から頂いた、お子様のビジョントレーニングに関する声をお届けします。
落ち着きがない?うっかりが多い?人見知り?発達障害の特性とは
発達障害とは、生まれつき脳機能の一部に発達の偏りがあることで生じる障害です。
自閉症やアスペルガー症候群などを含めた自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如や多動性障害とも呼ばれるADHD、学習障害(LD)といった分類があり、症状の個人差が大きく、生活環境に左右されることも多いという特徴を持っています。
例えば、人と関わることに極端に関心がなくコミュニケーションが取れない、あるいは両親以外との関わりを拒むので人見知りが激しいといった特徴は、自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもに見られる症状です。
また、じっと座っていることができず落ち着きがない、うっかりミスが多い、思いついたらすぐに行動・発言してしまうといった特徴は、ADHDの症状です。知的な発達の遅れがないにも関わらず読み書きや計算が困難といった特徴は、学習障害(LD)の症状と言えるでしょう。
発達障害は、社会生活を送る上で様々な困難が生じる障害ですが、なかなか学校や職場で理解が得られないことも多いのが現状です。
特に、子どもの頃は、発達障害の症状によって学習や遊びが上手くいかず、子どもが本来持っている可能性を閉ざしてしまうことになりかねません。
ビジョントレーニングってなに?「見る力」と発達障害との関係を解説!
ビジョントレーニングとは、アメリカで発祥した「見る力」を鍛えるための訓練です。
ビジョントレーニングによって向上するのは、視力ではありません。見る時に使う筋肉や目の動かし方、目で取り入れた情報を脳で処理する能力です。
また、発達障害の特徴は様々ですが、目を上手く動かせない、目から得た情報を脳で上手く処理できないという理由から症状が起きていることが分かっています。
つまり、目の動かし方や脳での処理といった「見え方」をビジョントレーニングによって向上させれば、発達障害の症状を軽減できる可能性があるのです。
スポーツ選手が取り入れることの多いビジョントレーニングですが、遊び感覚でできるメニューも多く、発達障害児を対象とした放課後デイサービスへの導入も増えています。
ビジョントレーニングを体験した【お客様の声】
今回紹介するお客様は、発達障害のお子様を持つ30代の女性です。
抜粋とはなりますが、ビジョントレーニング実施後のお子様の様子を教えて頂きました。
「先日は息子のビジョントレーニングありがとうございました!息子は発達障害のため、かなりの人見知りでしたが本人とても楽しかったみたいでまた行きたい!次はいつ?と言っています。」
先ほどお伝えしたように、ビジョントレーニングは「見る力」を向上させるための訓練です。目の動かし方や、それに伴った脳での情報処理、情報に合わせた体の動かし方を育成します。
それに伴って脳が活性化するため、今回ビジョントレーニングを体験したお子様のように人見知りが激しくても、興味を持って楽しく取り組むことができるのです。
加えて、発達障害に多く見られる集中力のなさや、読み書きや計算への困難といった症状も、ビジョントレーニングによって軽減できることが分かっています。
また、お母様ご自身が感じたことも、以下のようにお伝え頂いています。
「私自身もトレーニングを見させていただきとても感動しました。最初は出来なかったことがだんだんと上手になる息子を見て、来てよかったなと思いました。改めてありがとうございました。」
発達障害は個人差が大きいため、周囲の子どもと足並みが揃わず上手くいかないことも珍しくありません。子ども自身も、自分の思うようにできないことにストレスを感じるため、やがてやる気や興味を失ってしまいます。
子どもが本来持っている可能性の芽を摘んでしまうのは、とてももったいないことです。
ビジョントレーニングで「見る力」を鍛えれば、少しずつできることが増え、興味を持てることが増えていいきます。
「楽しい」「もっとやりたい」という子どもの感情がモチベーションとなり、更に子どもの能力は向上し、可能性が広がります。
ビジョントレーニングは、子どもが心身ともに楽しく健やかに過ごすために有効な手段のひとつと言えるでしょう。
ビジョントレーニングを扱う書籍や動画は多く、調べれば日常生活に取り入れることもできます。
しかし、正しいトレーニング方法や適切な実施時間、症状に合わせた実施方法など、注意すべきポイントも多い訓練法です。
興味がある場合は、ビジョントレーニングを行うことができる施設や視覚機能の専門家であるオプトメトリストを訪ねることをおすすめします。
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