メガネは道具ですから、使い続けていくとフレームがゆがんだり、ネジがゆるんだり、鼻パッドの位置がずれたりします。メガネがずり落ちるときは、いまのメガネを見直すチャンスです。
- そもそもフィッティングが上手な人にやってもらったのか
- 自分の顔の形に合っているのか
- いまのメガネの度数は最適なのか
この記事では、フィッティングのプロ集団である千里堂が、メガネがずり落ちると悩むあなたのために、原因・対応策・日常的にできる対策・ずり落ちないメガネの選び方を、徹底解説します。
- 顔を下に向けたらメガネがずり落ちてしまう
- メガネがずり落ちて黒目の位置がレンズ上部にきてしまう
- 鼻パッドが皮膚に食い込んで痛む
- 耳のあたりに“ツル”が当たって痛む
こうした症状に心当たりのあるあなたに、ぜひ読んでほしい内容となっています。とくに「ずり落ちないメガネの選び方」は必見です。これまでのメガネ選びに対する考え方が180度変わると思います。
「近くを見るときの負担をやわらげる」を1本持とう。
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デスクワーカーにぴったりのメガネを、あなただけのオリジナルカスタマイズでご提案します。
まずは一度、無料の視力測定をお試しください。体験すれば、メガネ選びの常識が変わります。
1. メガネがずり落ちる5つの原因
メガネがずれる原因は、実は様々です。今回は、メガネがずれる主な原因と、その解決策についてご紹介します。
①鼻パッドの劣化
長期間の使用や汗、皮脂などにより、鼻パッドの表面が摩耗し、滑りやすくなります。
鼻パッドが劣化すると、メガネを支える力が弱まり、ずれやすくなります。
②フレームの歪み
メガネを片手で外したり、衝撃を与えたりすることで、フレームが歪んでしまうことがあります。フレームが歪むと、顔とのフィット感が変わり、メガネがずれやすくなります。
③ネジのゆるみ
メガネの各所に使用されているネジがゆるむと、フレームが不安定になり、メガネがずれやすくなります。特に、蝶番部分のネジがゆるむと、メガネが大きく開いてしまうことがあります。
④フィッティングのズレ
初めてメガネを購入した際のフィッティングが不十分であったり、その後、顔の形が変化したりすることで、メガネがずれやすくなります。顔の形は、年齢や体重の変化、姿勢の変化などによって少しずつ変化していきます。
⑤汗や汚れ
汗や皮脂、化粧品などがメガネに付着すると、鼻パッドやフレームと肌との間の摩擦力が低下し、メガネがずれやすくなります。
2. メガネがずり落ちることで起こる問題点
メガネがずれるのは、単なるわずらわしさだけでなく、実は私たちの健康や日常生活に大きな影響を与えている可能性があります。
なぜ、メガネがずれると良くないのでしょうか?
メガネはものを快適に見るための道具です。レンズのどの部分を見るかによって、見え方が変わります。特に遠近両用メガネは、その差が顕著です。メガネがずれると、本来見るべき位置からずれてしまい、目に負担をかけてしまうのです。
メガネがずり落ちると、たとえば以下のような諸問題が起こりえます。
- 眼精疲労:目が常にピントを合わせようとするため、疲れやすくなります。
- 頭痛、肩こり、腰痛:眼精疲労が原因で、身体全体に不調が現れることがあります。
- 老眼進行の加速:眼精疲労が長期化すると、老眼の進行を早める可能性も指摘されています。
- 集中力の低下:メガネを頻繁に直すことで、集中力が途切れてしまいます。
- 見た目の悪化:メガネがずれていると、だらしない印象を与えたり、老けて見られる可能性があります。
- メガネの寿命が縮む:メガネを頻繁に手で触ることで、傷がつきやすくなり、寿命が縮まってしまいます。
「快適にものを見る=最適なフィッティング状態を維持する」と言っても過言ではありません。千里堂ではフィッティングをきわめて重要な位置づけとして捉えており、サービスとしても力を入れています。
3. メガネがずり落ちたときの具体的な対応策
実際にメガネがずり落ちたとき、どんな行動をとればいいのか、あらためて整理しました。基本的には、メガネがずり落ちたときは、「鼻パッドの交換」「ネジの締め直し」「フィッティングの再調整」がセットだと思ってください。
①鼻パッドの交換
鼻パッドは、メガネと顔の接地面積を増やし、ずれを防止する重要な役割を果たします。
長期間の使用や汗、皮脂などにより、鼻パッドが劣化し、滑りやすくなるとメガネがずれやすくなります。
素材によって特徴が異なります。
- ナイロン製:滑りが良く、お手入れが簡単。
- シリコン製:肌に密着しやすく、フィット感が高い。
- 3Dパッド:厚みがあり、鼻筋にフィットしやすい。
自分の肌質や顔の形に合わせて、最適な素材の鼻パッドを選びましょう。
②ずれ防止グッズの活用
100円ショップやメガネ店で、手軽に購入できるずれ防止グッズがあります。テンプル(つる)に装着するタイプや、鼻パッドに貼るタイプなど、様々な種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。
③フィッティングの再調整
メガネがずり落ちるときは、フィッティングの再調整を必ず行いましょう。鼻パッドの位置、フレームの幅。これらをフィッティングし直すことで、かなり改善されます。
ただし、フィッティング技術はメガネ店によって差があります。
本当に適切なフィッティングを行いたいなら、少なくとも国家資格「眼鏡作製技能士」のスタッフが在籍している店舗を優先的に探してください。一流のフィッティングのプロですから、安心して似合うメガネの相談ができるはずです。
千里堂は一級眼鏡作製技能士が在籍するフィッティングのプロ集団です。精度の高い調整で、快適にものを見るメガネを実現します。
④新しいメガネの検討
メガネがずり落ちるということは、長期間使用している可能性があります。視力も変化している可能性があるため、新しいメガネを作ることも検討しましょう。
千里堂では無料で視力測定を行っています。しかも10~15分で終わる簡易的な視力測定ではありません。問診もふくめて1~2時間をかけてじっくり行う、本格的な視力測定です。
あなたの職業・ライフスタイル・よくものを見る距離・目の使い方のクセ・目の筋肉のつき方など、様々な情報をもとにあなたに最適な度数を提案する。それが千里堂の独自のメガネづくりです。
4. ずり落ちないようにするための「メガネの正しい扱い方」
メガネのずり落ちを防止するには、メガネフレームのゆるみや劣化を避けることが大事です。
①メガネのかけ方・外し方
基本的には「両手で持つ」を意識しましょう。
- 両手でかける:片手でかけるとフレームが歪む原因になります。両手でテンプルを持ち、顔の幅に合わせて静かにかけましょう。
- 両手で外す:かける時と同様に、両手でテンプルを持ち、優しく外しましょう。どうしても片手で外す場合は、ブリッジの部分を掴んでください。
②メガネの置き方
- レンズ上部を下にする:レンズに傷がつかないよう、レンズ上部を下にして置きましょう。つまりメガネの天地を逆さにします。
- 不用意にフレームを開かない:フレームを開け閉めすると、ネジがゆるむ原因になります。
- スタンドやケースを活用:メガネスタンドやケースに入れて保管することで、ゆがみや傷から守ります。
5. メガネの品質によって「ずり落ちやすさ」は変わります
この記事では一貫して「フィッティングの重要性」を強調してきました。しかし実は、フィッティングにも限界があります。
本格的なフィッティングでは専用道具を使ってフレームを曲げていくのですが、低品質のメガネは耐久性がなく、調整がしにくいのです。
つまりお手頃価格のメガネは、価格を抑えているぶん、フレームの柔軟性や耐久性に限界があります。
一方で高品質のメガネは、「一人ひとりの顔に合うように細かい調整ができる」ことを前提につくられているため、フィッティングの精度が高くなり、結果的にメガネがずり落ちにくく、長持ちします。
▶詳しくは千里堂の本店の記事『「高いメガネ」と「安いメガネ」の違いは?品質・サービスの観点から解説。』をご覧ください。
6. 「ずり落ちにくいメガネ」が欲しい方におすすめのブランド
千里堂はフィッティングにこだわりを持っており、「最善のフィッティングを実現するには品質の高い国産メガネが不可欠」と考えています。
そこで以下に、簡潔ではありますが実際に千里堂が取り扱わせていただいている、高品質の国産メガネブランドをご紹介します。
- 999.9 (フォーナインズ)
- TAYLOR WITH RESPECT(テイラーウィズリスペクト)
- STEADY(ステディ)
- BCPC(ベセペセ)
- YELLOWS PLUS(イエローズプラス)
- HUSKEY NOISE(ハスキーノイズ)
- LineArt CHARMANT(ラインアート シャルマン)
- FACTORY900(ファクトリー900)
- Masaki Matsushima(マサキマツシマ)
- Maruman Optical(マルマン オプティカル)
7. メガネのずれは目の健康の黄色信号!気づいたらすぐに再調整をしましょう
メガネがずれるということは、快適にものを見る位置がずれているということ。
快適にものを見る位置がずれるということは、目に余計な負担をかけることを意味します。
わたしたち千里堂は、「メガネがいらなくなるためのメガネ」を提案する、ちょっと変わったメガネ店です。ミッションは「メガネっ子をゼロにする」こと。
メガネを売ることを目的にしているのではなく、近くを見るときの負担をやわらげて、快適な生活をサポートすることを使命としています。
メガネのずれに気づいたあなたは、できるだけ早いうちに、まずはお近くのメガネ店に相談してください。購入したお店なら、鼻パッドの交換や、ちょっとしたフレームの調整なら対応してくれるはずです。
そんななかで、もしも
- 「精度の高いフィッティングをしてほしい」
- 「メガネ選びをいちからやり直したい」
- 「いまの度数に納得いっていない」
- 「しっくりくるメガネに出会ったことがない」
という方がいらっしゃるなら、ぜひ一度、千里堂にお越しください。購入をしなくても結構です。メガネに関する“モヤモヤ”を晴らしたいという方のお越しを心より歓迎しております。
「近くを見るときの負担をやわらげる」を1本持とう。
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