メガネで鼻が痛いということは、メガネのフィッティングがズレているということ。メガネのフィッティングがズレているということは、メガネが本来の性能を発揮できていないことを意味します。
ですから、メガネの鼻の痛さを解消するのは、単純に「不快感」を取り除くだけでなく、目の健康寿命を守るためにも大事なのです。
この記事は、フィッティングのプロ集団である千里堂が、メガネで鼻が痛い原因を明かすとともに、鼻が痛くないようにするためのアクションプランを紹介します。
鼻が痛くないメガネ選びは、実はメガネ店選びから考える必要があります。メガネだけの問題ではないのです。
キーワードは「フィッティング」です。フィッティング技術がカギを握っています。この記事を読めば、「フィッティング技術のレベルでメガネ店を選ぶ」という新しい観点を得るだけでなく、今後のメガネ選びにおいて、失敗しない・後悔しないメガネ選びの知識を習得することができるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
1. メガネで鼻が痛いときの応急処置
いますぐに鼻の痛みをどうにかしたい!という方のために、まずは応急処置のアイデアをご紹介します。あくまでも応急処置ですので、根本的な解決については、引き続き記事をお読みください。
①鼻にガーゼや絆創膏をはる
当然ですが、鼻の痛みは、鼻パッドと鼻が干渉していることによって生じます。まずは鼻にガーゼをはさむなり、絆創膏をはるなりして、痛みをしのぎましょう。
②鼻パッドにテープをはる
鼻に絆創膏をはることに抵抗のある方は、鼻パッドのほうにテープをはるのも手ですよ。
③メガネを外す
仕事や日常生活に支障がないのなら、メガネを外しましょう。あるいはコンタクトに切り替えるのも選択肢のひとつです。
2. メガネで鼻が痛くなる原因
①メガネの重みが原因で鼻が痛い
メガネは、レンズの重みで鼻と耳で支えられています。特に、鼻の付け根にかかる負担は大きく、レンズが重いメガネほど、鼻あて部分への圧力が強くなります。この圧力が原因で、鼻が赤くなったり、痛みを感じたりすることがあります。
②メガネが顔に合っていないから痛い
メガネが顔にぴったりフィットしていない場合も、鼻が痛くなる原因の一つです。鼻あて部分が鼻のカーブに沿ってぴったりとフィットしていれば、メガネの重みが分散され、痛みを感じにくくなります。しかし、メガネがずれていたり、鼻あての角度が合っていなかったりすると、特定の箇所に負担がかかり、痛みを生じます。
③メガネの調整がズレて痛い
メガネは、長く使っていると少しずつ形が変わってきます。特に、片手でメガネを外す癖がある人は、テンプル(こめかみにかける部分)が外側に広がりやすくなります。テンプルが広がると、メガネが顔にフィットしなくなり、鼻への圧迫が強まって痛みを感じることがあります。
3. メガネで鼻が痛くなることで起こる問題点
①皮膚トラブル
赤み、かゆみ: 鼻パッドが当たる部分が赤くなり、かゆみを伴うことがあります。とくに色素沈着は要注意です。長期的に同じ場所に圧力がかかると、皮膚が色素沈着を起こし、メガネ跡が残ってしまう可能性があります。
②メガネの寿命が縮む
メガネで鼻が痛いということは、メガネが顔にフィットしていないということ。つまり、フレームや鼻パッドに余計な負荷がかかっているのです。その状態を放置していると、メガネ本体の寿命が縮むことになります。
③眼精疲労
フィッティングがズレたメガネをかけるということは、レンズの適切な場所に目が位置していないということ。つまり、不自然な見え方でものを見続けることになります。余計な負荷がかかるため、眼精疲労の原因となり、最終的に視力低下を招くことも。
眼精疲労は集中力の低下・頭痛・肩こりなども引き起こします。
4. メガネで鼻が痛くならないための具体的な解決策
①まずはプロにフィッティングの再調整を頼もう
なんといっても最初に取り組むべきはフィッティングの再調整です。鼻にかかる圧力を分散させ、快適なかけ心地を実現するには、フィッティングしかありません。
購入したメガネ店でフィッティングをやり直してもらうのがベターですが、ここで注意が必要です。
実はフィッティングの技術は、お店によって差があります。そのお店が、あなたの顔にぴったり合うフィッティングができるかどうかは、確実とはいえないのです。
ちゃんとフィッティングをしてほしいときは、フィッティングのプロ「眼鏡作製技能士」(国家資格)のスタッフが在籍するお店を選ぶことをおすすめします。
ちなみに千里堂は、他店で購入したメガネフレームの持ち込みも大歓迎です!鼻パッドの交換も無料で承っております。お気軽にご相談ください!
②鼻パッドの交換もしよう
鼻パッドは、メガネと肌の接地面積を小さくし、圧力を分散させる大切な役割を果たしていますが、長期間使用していると、変形したり、劣化したりすることがあります。メガネで鼻が痛いときは、鼻パッドが摩耗して、余計な圧力がかかっている可能性もありますし、皮脂で汚れてしまっていることが多いので、交換しましょう。
③メガネの重さを見直そう
メガネの鼻の痛さは、フィッティングだけではどうにもならないこともあります。というのも、フレームの強度や柔軟性、つまり「メガネの品質」によって、フィッティングの自由度が変わるからです。
▶詳しくは『「高いメガネ」と「安いメガネ」の違いは?品質・サービスの観点から解説。』をご覧ください。
なにより「重さ」の点でも、かなり差があります。
そこであなたに、千里堂が自信をもってすすめる国産メガネブランド「999.9」(フォーナインズ)をご紹介します。「メガネをかけている、という意識も薄れるくらいに快適」と、かけ心地や軽さに評判のある素晴らしいメガネです。
5. フィッティング技術はレベルの差がある
千里堂は国家資格「眼鏡作製技能士」を保有するスタッフが在籍するメガネ店です。先述したように、メガネ店によってスタッフのレベルに違いがあります。
具体的にいうと、次のような点で知識・経験・技術に差があります。
- 似合うメガネを選ぶセンス
- メガネに関する体系的な知識
- 似合うようにメガネをフィッティングする技術
- メガネがズレないようにフィッティングする技術
- 快適にメガネをかけるための度数の提案
など。
鼻が痛くならないメガネを欲しい方は、やはり国家資格「眼鏡作製技能士」のスタッフが在籍している店舗を優先的に探してください。一流のフィッティングのプロですから、安心してメガネの相談ができます。
まとめ
以上、メガネで鼻が痛くなる原因と対策でした。
メガネとは、ものを快適に見るための道具です。メガネで鼻が痛くなるということは、メガネが本来の機能を発揮できず、目に余計な負担をかけてしまっている黄色サインです。
わたしたち千里堂は、「メガネがいらなくなるためのメガネ」を提案する、ちょっと変わったメガネ店です。ミッションは「メガネっ子をゼロにする」こと。
メガネを売ることを目的にしているのではなく、近くを見るときの負担をやわらげて、快適な生活をサポートすることを使命としています。
メガネのフィッティングの再調整をしてほしい方は、できるだけ早いうちに、まずはお近くのメガネ店に相談してください。購入したお店なら、鼻パッドの交換や、ちょっとしたフレームの調整なら対応してくれるはずです。
そんななかで、もしも
- 「精度の高いフィッティングをしてほしい」
- 「メガネ選びをいちからやり直したい」
- 「いまの度数に納得いっていない」
- 「しっくりくるメガネに出会ったことがない」
という方がいらっしゃるなら、ぜひ一度、千里堂にお越しください。購入をしなくても結構です。メガネに関する“モヤモヤ”を晴らしたいという方のお越しを心より歓迎しております。
「メガネがしっくりこない」とお悩みの方へ
千里堂は、徹底したヒアリングと緻密な視力測定で、あなたに合う一生モノのメガネをご提案します。まずは一度、無料の視力測定をお試しください。体験すれば、メガネ選びの常識が変わります。