「最近サッカーが楽しくて、もっと上手くなりたいんだ!」
そんな目をキラキラさせたお子さんには、良いアドバイスをしたいですよね。
『でも、専門的な知識も無いし…』そんな方のために、この記事を書かせていただきました。
この記事では、少年サッカーに焦点を絞り、自宅でできる効果的なトレーニングを解説しています。
現代ならではの最新グッズも紹介し、お子さんにとってより効果的なトレーニングができるよう解説しておりますので、ぜひご覧ください。
自宅でできるシュート練習(リバウンダーを使用した方法)
「リバウンダー」という道具を使ったコントロールのトレーニング方法をご紹介します。広めの室内か、庭がおすすめです。
リバウンダーはネットがついている物が多いです。ネット部分にボールを当てることで、ボールが跳ね返ってきてそれを受け取るといった流れでトレーニングできます。
強いシュートを打つのではなく、あくまでコントロールを意識して行うことが重要です。また、筋肉と体のバネを意識しながら行うと、より効果的なトレーニングになります。
その他シュートに関する練習方法は以下の記事で紹介しています、併せてご覧ください。
自宅でできるパス練習(サッカートレーナーを使用した方法)
本来であれば二人一組となってパスを出しあうことが最も効果的なのですが、場所や時間の関係で中々できない場面があると思います。
そんなときは「サッカートレーナー」がおすすめです。
これは腰にバンドを巻き、ゴム紐で繋がったカバーをボールにつけることで、蹴った後に返ってくる状態にすることが可能なグッズです。
怪我の恐れが少なく、かなり実戦的なトレーニングができるグッズです。インサイド、アウトサイド、右足左足と様々な状況に合わせた練習ができるため、かなりオススメですよ。
その他パスに関する練習方法は以下の記事で紹介しています、併せてご覧ください。
自宅でできるドリブル練習(ダミー人形を使用した方法)
ダミー人形を使った方法です。バネの力で起き上がるダミーを利用して、ドリブルの練習をします。人の形をしているため他の物を使ったトレーニングよりもイメージがしやすく、より実戦的なトレーニングができます。
その他ドリブルに関する練習方法は以下の記事で紹介しています、併せてご覧ください。
自宅でできる筋トレ方法と注意点
体幹トレーニング
体幹はサッカーにおいてとても重要な要素の一つです。シュートの際に体軸がブレては強いシュートは打てません。味方からパスをもらった時も、強い体幹が無ければすぐにボールを奪われてしまいます。
特に少年サッカーであれば、腕立てやスクワットなどの筋トレよりも体幹トレーニングの方が重要となる場面が多いです。
具体的には「プランク(プローンブリッジ)」や、「サイドブリッジ」などがオススメです。
筋トレにつきましては、以下の記事で解説しております。野球の解説記事とはなりますが、サッカーでも全く同じことが言える場面がほとんどです。ケガをしないための注意点や、効果的なトレーニングを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
自宅で出来るサッカーに活かせる頭と目を鍛える方法「ビジョントレーニング」
ビジョントレーニングとは、「眼と身体の協応動作」「瞬間視」「動体視力」を鍛える“目のトレーニング”です。アメリカをはじめ、世界のトップアスリートが実践的に取り入れています。千里堂網走本店は、ビジョントレーニングの専門スタッフによる本格的な指導を行っています。
なぜ少年サッカーにビジョントレーニングが必要なのか
サッカーには「視野の確保」という言葉があります。
ドリブルの際は、ボールを見ながら、あるいはボールも視野に入れながら相手選手を見てかわす必要がありますよね。パスをするなら、相手に取られないよう周辺の敵を把握しつつ、味方の位置も見ながらボールを蹴らなければいけません。
シュートをするなら、キーパーが動きそうな場所を予測しつつ、敵に邪魔されないように周りを意識しながら打つ必要があります。
このように、サッカーには広い視野で状況を把握する能力が必要であり、その訓練にはビジョントレーニングが有効なのです。
ビジョントレーニングはeスポーツや発達障害など様々な分野で取り入れられています。詳しくは以下の記事で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
少年サッカーの具体的なビジョントレーニング方法
サッカーには「動体視力」はもちろん、「周辺視野」、「深視力」、「瞬間視」といった視覚能力を求められる場面が非常に多いです。ここでは、少年サッカーに必要な、具体的なビジョントレーニングを紹介していきます。
数字コールリフティング
二人一組になり、片方はリフティングを続け、パートナーは片手で0〜5本の指を出します。リフティングをしている人は続けながら指の本数を口に出していく方法です。この方法では、目の端で指の本数を捉えるため、「周辺視野」の能力を向上させることができます。
ダブルボールパス
こちらも二人一組になり、2つのボールをお互いにパスを出しあう方法です。お互いのボールがぶつからないように注意しながらパスを出す必要があります。このトレーニングでは、一瞬で見極める能力である「瞬間視」や距離感と位置の違いを見極める「深視力」を鍛えることができます。
指出しダッシュ
これは視覚能力だけでなく、瞬発性も同時に鍛えることができるトレーニングです。まずは片手で0〜5本の指を出し、その数が偶数であれば右に、奇数であれば左にダッシュします。これは動き出すまでのスピードを速くすることが目的ですので、短い距離で問題ありません。
慣れてきたら左右の指の合計数、かけた数などどんどん難易度を上げて瞬発力と判断力を上げていきましょう。ビジョントレーニングとしての効果は、一瞬で情報を得る「瞬間視」の能力や、見た瞬間に体を動かす「眼と手(足)の協調性」を養うことができます。
自宅でできるサッカーのウォーミングアップ
ウォーミングアップは怪我を防ぐために重要です。サッカーにおいては、体温を上げ、股関節周りの動きを良くすることで怪我の防止とパフォーマンスの向上に繋がります。
ウォームアップには動的ストレッチが効果的
一般的に言われる、ヨガマットの上でやるようなストレッチは「静的ストレッチ」と呼ばれます。それとは真逆で、体を動かしながらストレッチをする動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)が練習前にはオススメ。
動的ストレッチと聞くと、難しく聞こえるかもしれませんが、通常の体操で用いられる前後屈や、屈伸、伸脚も動的ストレッチに分類されます。
サッカーにおける動的ストレッチの具体的なやり方の記事については、以下の記事で紹介しておりますので、併せてご覧ください。
愛着あるスパイクを長く使うためのお手入れ方法
スパイクは革でできているものが多く、革製品はお手入れをしないとすぐ使えなくなってしまいます。そこでここでは、スパイクの具体的な手入れ方法について紹介させていただきます。
お手入れの流れ
まずは全体の流れを見ていきましょう。
- 中敷と靴紐を取る
- ブラシで汚れを落とす(砂や土を重点的に落としていく)
- シューズクリーナーを使って表面の汚れを綺麗にする(クリーナー+柔らかい布で拭く)
- 10〜15分乾燥させる(クリーナーの湿りが無くなればOK)
- ミンクオイルを塗る(天然皮革のところのみ塗る)
- ブラッシングする(汚れがついていないブラシを使う)
- 10〜20分乾燥させる
- 余分な油を乾拭きする
- シューズクリームを塗る(色付きのものがあるので注意)
- ブラッシングをする(円を描くようにブラッシングすると飛び散らないのでオススメ)
- 中敷と靴紐を入れて完了
※シューズクリーム塗った後にミンクオイルを塗るのは効果が激減するのでこの手順で行いましょう
グッズを選ぶ時の注意点
ブラシ三種類
汚れを落とすブラシ、ミンクオイル後のブラシ、シューズクリーム後のブラシと三種類のブラシを用意することをオススメします。理由としては、砂や土がついた状態でクリームなどを使うと、ブラシの毛や靴が痛んでしまうからなんです。ちなみに、汚れを落とすなら硬い樹脂製、馴染ませるなら柔らかい馬毛のブラシがオススメです。
シューズクリーナー
現在シューズクリーナーは多種多様な物が販売されています。シャンプータイプのものや、ジェルタイプのもの、スプレータイプのものなどがあるので、ご自身の用途に合わせて選ぶようにしましょう。
お手入れの手軽さとしては「スプレー>シャンプー>ジェル」となります。
ミンクオイル
あまり聞き馴染みの無いグッズかと思います。ミンクオイルは革靴によく使用されるオイルで、靴を長持ちさせてくれます。スポーツショップにもありますし、大手のシューズショップにも置いてあります。指ですくうワックスのようなタイプもあれば、スティックタイプもあるのでご自身の用途により選びましょう。基本的には指ですくうタイプの方がオススメです。
シューズクリーム
無色のもの、白、黒など色がついているものがあるため注意が必要です。基本的には大手メーカーの物を使うようにしましょう。これは外からの汚れを防いでくれるバリアになります。
保管方法
日陰かつ風通しの良いところで保管しましょう。シューズケースやカバーには入れないことをおすすめします。また、持ち運びの際はソールとソールを合わせ、たがい違いにして入れると運びやすいですよ。
まとめ
今回は、自宅でできる少年サッカーのトレーニングを紹介すると共に、道具のメンテナンス方法や、少年野球におけるビジョントレーニングの重症性・やり方について解説させていただきました。
更に本格的にパフォーマンスを向上させたいのであれば、ビジョントレーニングを行うことができる施設や、視覚機能の専門家であるオプトメトリストを訪ねることをおすすめします。
千里堂網走本店では、専門家がスポーツビジョントレーニングに取り組んでいます。
プロアスリート向けの本格的な訓練から、子ども向けの楽しく取り組めるものまで幅広いので、興味があれば千里堂本店まで是非お問い合わせください。