メガネの選び方

千里堂ブログ

なぜ遠近両用メガネをやめた?:相談者70%の人が抱える後悔とは。

なぜ遠近両用メガネをやめた?:相談者70%の人が抱える後悔とは。

わたしたち千里堂は、近くを見るときの目の負担をやわらげる「ラクミエ®」を提案するメガネ店です。

千里堂に相談にくる方の多くが、遠近両用メガネの使用者で、結果的に遠近両用メガネをやめた人もたくさんいます。しかも、相談者の約70%の人が共通した悩みを抱えています。それは……「目が疲れる」です。

実は遠近両用メガネ使用者の悩みの背後には、「遠近両用メガネは遠くも近くも見える万能メガネ」という誤解が潜んでいるのです。

この記事は、これから遠近両用メガネを検討している方や、すでに遠近両用メガネを使っているが“しっくりこない”と悩んでいる方に、ぜひ読んでほしい内容となっています。

ここでは「遠近両用メガネをやめた人」たちが、どうしてその考えに至ったのかについて、よくある理由を3つに分けて紹介します。

その理由の一つは、他のメガネ店であまり指摘されないが、きわめて重要な事実に言及しています。必読です。

増子
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この記事を読めば「メガネ」という道具に対する考え方が変わり、「どうしてこれまでしっくりくるメガネと出会えなかったのか」という長年の悩みも解決できるかもしれません。

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遠近両用メガネをやめる理由になった後悔3つ

まず、遠近両用メガネをやめた人のよくある理由を2つ紹介します。しかしそれだけでは足りません。3つめとして指摘する理由は、千里堂としてぜひ主張したい重要な観点が含まれています。

①見えにくい

遠近両用メガネは、遠くも近くも見える便利なメガネですが、レンズの構造上、視野が少し狭くなってしまいます。特に、近くのものに視線を集中させると、まるで窓から外をのぞいているように、視野が少し狭まってしまう感覚になることがあります。

②視界の歪みが不愉快

遠近両用メガネは、1枚のレンズに異なる度数が組み込まれているため、レンズの端や上下に歪みやゆがみを感じることがあります。特に、視線を動かした際に、この歪みが目立ち、違和感を感じる方もいるでしょう。

③目が疲れる

この3つめが、千里堂としてぜひ強く主張したい点です。なぜなら千里堂にご来店されるお客様の多くが、遠近両用メガネで目の疲れを訴えているからです。

なぜ遠近両用メガネで目が疲れる人が多いのかというと、このメガネを使って近くの距離を見続けているからです。

ご存知でしたか?実は遠近両用メガネは、デスクワーク・勉強・スマホなどの近距離に向いておらず、目が疲れやすくなってしまうデメリットをもっています。

「“遠近両用”なのだから、近距離も大丈夫なはずでは?」と疑問を抱かれることでしょう。

もちろん遠近両用レンズには、近距離を見る部分は存在します。しかし範囲は非常に狭く、普通の使い方ではなかなか活かせないのです。

増子
増子

遠近両用メガネのレンズ構造は以下の図のようになっています。

ご覧のように、近距離を見るための範囲が非常に狭いことがおわかりいただけますね。

現代のメガネは「遠近両用メガネがあれば一挙両得」という風潮がありますが、その発想だけでは「快適にものを見て、目の負担を減らす」というメガネ本来の意義から逸れてしまうのです。

目がくらくらする、酔う、という方はメガネを見直したほうがいいかもしれません。

遠近両用メガネをやめた人の代替案

では遠近両用メガネをやめた人は、代わりにどんな方法で視力を保っているのでしょうか。

主なパターンとしては、以下が挙げられます。

  • 老眼鏡に替えた
  • 中近レンズに替えた
  • 近距離レンズに替えた
  • コンタクトレンズに切り替えた

千里堂はメガネをかけないなら、それに越したことはないと考えています。しかし、視力が悪いのにメガネをかけないデメリットもあるため、視力矯正が必要なレベルの方は、やはりメガネは必要でしょう。

どの代替案がいいのか?千里堂が伝えたいポイントはたった一つ。

さっそく結論を言いましょう。「あなたが見たい距離に合わせてメガネを使い分ける」が正しいメガネの選び方です。

遠くをよく見たいなら、遠くがよく見えるメガネ。

近くをよく見たいなら、近くがよく見えるメガネ。

そもそもメガネとは「快適にものを見て、目の負担を減らす」ための“道具”です。ですから、シチュエーションに応じてメガネをかけたり外したりすることはけっしておかしいことではありません。

たとえば遠近両用メガネを使うときは、外出・ドライブのときが適切です。遠近両用メガネそれ自体がダメなのではなく、間違った使い方がダメという、ごく当たり前の前提から出発しています。

コンタクトレンズも基本的には遠くがよく見えるように設計されていますから、遠近両用メガネの代替案としては選択肢の一つです。ただし、遠近両用メガネ以上に近距離を見ることに向いていないので要注意です。

「遠近両用メガネはよくない」と言われる理由と誤解

ところで巷では、遠近両用メガネがよくないと言われることがあります。

もちろん遠近両用メガネも特定の目的・シーンのために使う道具ですから、強みと同時に弱みがあります。ところが弱みだけに目を向けると、遠近両用メガネの使用自体が悪い印象を抱いてしまいます。

遠近両用メガネに対する「遠くも見えて近くも見える万能メガネ」という誤解が、「遠近両用メガネはよくない」と言われる大きな理由になっているのかもしれません。

あらためて遠近両用メガネのデメリットをあらためて整理すると次のようになります。

【遠近両用メガネのデメリット】

  • 歪みや揺れを感じやすい
  • 視野が狭くなる
  • デスクワークに向いていない

次に遠近両用メガネの強み(メリット)を活かした使い方を整理しましょう。メリットは「遠くがよく見えるレンズに、近くを見る機能も追加したレンズ」なので、次の目的やシーンに適切だといえます。

【遠近両用メガネのメリットを活かした使い方】

  • 車の運転中の視力を確保したい
  • ショベルカーといった作業車をよく運転する
  • 外出中の視力を確保したい
  • コンタクトが苦手

総じて、遠近両用メガネは、何らかの理由から遠くの距離(2.5m以上)の視力を確保したい人に向いているといえるでしょう。

遠近両用メガネの「近くも見える」機能は、あくまでもオマケだと思ってください。

遠近両用メガネをやめたほうがいい人の特徴

以上のことをふまえて、「その使い方を想定しているなら、遠近両用メガネをやめたほうがいい」という人の特徴を整理しました。

【遠近両用メガネの使用をやめたほうがいいシーン】

  • 本を読む
  • スマホを見る
  • ゲームをする
  • テレビを見る
  • パソコンを使う

そもそも全員にいえることですが、家で過ごしているときは、遠近両用メガネではなく、近くの距離を快適に見るメガネをかけたほうがいいです。

遠近両用メガネの使い方を間違えるリスク

遠近両用メガネという道具の性質を理解したうえで、正しく使う。道具を正しく使わないと、さまざまなリスクを負うことになります。

1. 目の疲れや頭痛を引き起こす

合わないメガネをかけると、常にピントを合わせようと目が頑張らなければなりません。その結果、目の筋肉が疲労し、頭痛や肩こり、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。

2. 視力低下を悪化させる

メガネをかけないと、ぼやけた視界で生活することになります。その結果、視力がさらに低下してしまう可能性があります。特に、子供の頃は視力が発達段階なので、適切なメガネをかけることが重要です。

3. 日常生活の支障が生じる

視力が悪いと、運転、読書、スポーツなど、日常生活に支障が出る可能性があります。メガネをかけることで、これらの日常生活をより快適に送ることができます。

4. 事故やケガのリスクが高まる

視力が悪いと、段差につまずいたり、ボールを避けたりするのが難しくなります。その結果、事故やケガのリスクが高まります。

5. 集中力が低下して生産性が落ちる

近年の研究では、思考力・集中力・判断力が、眼精疲労と深く関係していることがわかっています。目の疲れは、脳の疲れをも引き起こしてしまい、作業の生産性が落ちてしまうのです。

6. 最終的に若年性老眼になる

目が疲れるメガネをずっとかけ続けていると、ピント調整機能が著しく低下し、20~30代で「スマホ老眼」になってしまうこともあります。スマホ老眼とは、「若年性老眼」ともいわれ、高齢者の老眼とほとんど似た症状を引き起こします。

遠近両用メガネをやめずに使い続ける方法

何度も説明しているように、メガネは見る距離に合わせて使い分ける道具です。これまでの話をふまえたうえで、遠近両用メガネをこれからも使い続けるためのコツを紹介します。

①遠くを見る時は、レンズの上部を見る

遠出や運転など、遠くを見る機会が多いときは、レンズの上部を意識して見てみましょう。遠近両用メガネは、レンズの上部に遠くを見るための度数が、下部に近くを見るための度数が配置されています。

②近くを見る時は、頭を動かさずに目を下に動かす

読書やスマホを見るなど、近くを見るときは、レンズの下部を意識して見てみましょう。このとき、頭を上下に動かしてしまうと、遠くが見えるスポットに視点が合ってしまい、非常に大きな目の負担となってしまいます。 目だけを下に動かすように心がけましょう。

背筋をピンと伸ばすのがコツです。けっしてラクな姿勢ではありませんが、遠近両用メガネで近くを見るためには仕方ありません。

遠近両用メガネをやめたい人に千里堂が提案していること

千里堂は、近くを見るときの目の負担をやわらげる「ラクミエ®」を提案するメガネ店です。これまで「遠近両用メガネを使うと目がつらい」という相談を数えきれないくらい受けてきました。

以下に、遠近両用メガネをやめたい人・やめるべき人に対して、実際に千里堂がどのような提案をしているのかを、一部ご紹介します。

まずは1時間以上かけてたっぷり問診を行います

「あなたは、どの距離が良く見えるようになりたいですか?」

千里堂のメガネづくりは、まずその話からスタートします。

しかも徹底的に、その人のライフスタイルにフォーカスして、どの距離で目を使うことが多いのかを分析します。

ヒアリングには90~120分かけています。常識外れかもしれませんが、それくらい時間と手間をかけなければ、その人に合うメガネはつくれないと信じています。

遠近両用メガネで目が疲れる人には「ラクミエ®」を提案

千里堂が提供する目が疲れないメガネ「ラクミエ®」の特徴をご紹介します。

①近くを見るときの負担を可能な限り減らす

「メガネをかければ見やすくなる」のは当然ですが、ものが見やすくなるからといって、目の負担を減らすことにはなりません。

実はわたしたちの目は、近くを見るときに最も負担がかかる仕組みになっているのです。ですから、メガネをかけて勉強やパソコン作業をすると、目が疲れやすくなってしまいます。

千里堂のメガネは、まさにその従来のメガネの問題点にフォーカスして、「近くを見るときの目の負担を減らすメガネレンズ」をご提案しています。目が疲れないメガネは、視力を健やかに保つことができます。

②一人ひとりの目の使い方を分析してレンズをつくる

千里堂は完全予約制です。国家資格「一級眼鏡作製技能士」のスタッフが、お客様一人ひとりにマンツーマンで問診を行い、目が疲れにくいメガネレンズをカスタムいたします。1時間ほどたっぷり時間をかけて、お客様の目の使い方のクセ、負担の度合い、生活で気を付けるべきことを徹底して言語化します。

③視力低下の予防に役立つ

千里堂のメガネは、視力が悪い人にはもちろんのこと、現在視力が良い人にもおすすめしたいメガネです。近くを見るときの目の負担をやわらげます。

千里堂が他店と圧倒的に違う特徴は何かといえば、「メガネを売ることを目的にしていない」という点です。むしろ千里堂は、メガネを売るどころか、「メガネがいらなくなる生活」を使命に掲げています。

【千里堂の安心の手厚いアフターサポート】

  • フレームは無料で修理可能
  • 見え方に納得いかない場合はレンズを無料交換
  • 購入後1年以内は定価30%でレンズのお取替え可能
  • 18歳以下の方に限り、1年以内であればレンズ・度数・フレームはすべて無料交換

「近くを見るときの負担をやわらげる」を1本持とう。

長時間資料を読む。パソコンで仕事をする。
デスクワーカーにぴったりのメガネを、あなただけのオリジナルカスタマイズでご提案します。

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